第5回 『日本の産業革命と近代文化』感想 07/11/20 |
●A 豊田義信さんからの感想 以前もご案内しましたが、近づいてまいりましたので、再度ご案内します! 25日(土)14時〜17時、湖北台近隣センターにおいて「第一次世界大戦と日本」というテーマで第6回近現代史講座を行います。ご都合がつきましたら、どうぞ、ご参加ください。以下、前回の参加者の感想の一部をご紹介します。 07・10・20『あびこ平和ネット・近現代史講座』第5回 感想・意見 「日本の産業革命と近代文化」 @ 製糸工場で働く女工さんたちが、現在の途上国で働く人たちと重なった。日本の国外で今も長時間労働している人たち。彼らの責任ではなく、われわれ一人一人が作り上げてきた社会構造の被害者であると思う。こうやって久しぶりに日本の歴史を振り返ることで、同じような失敗を再び起こさないと自戒すること、そして行動することが大切であると思った。 A 基本的な事柄で忘れていたことが多く、思い出すのに、一苦労しました。「政治は政治」「経済は経済」というように、別々に授業では習ったが、今日は両者の関係がわかりやすくなっていたので、よく理解できました。 B *日本の産業革命について、よく知ることができました。ヨーロッパ諸国の1/3の速さで進んだ日本の場合は「上からの産業革命」であったこと、そして、その進歩は農民たちや労働者の犠牲の上に成り立っていた、ということが、よくわかりました。 *農民は地主と小作人に分化し、小作人が50%も占め、かつ50〜80%の小作料を支払わされていたこと、労働者は平均12〜14時間の労働をしていたこと、それらを具体的に教えてくださったことに感謝しています。 *文部省唱歌というものが、軍国主義と天皇制思想を、さりげなく盛り込んでいるものだったと知りました。普通は見る機会のない「ほたるの光」「われは海の子」の全歌詞を教えてくださって、ありがとうございます。 *『君あり、故に我あり』として、「『真実』は、そもそも掴めないものだ」などというサティシュ・クマールの論を明晰に打ち砕いてくださって、本当にありがとうございます。わたくしたちは、真摯に『真実』を追求するとともに、自分が掴んだ真実に拠って、立ち、生きていきたいものです。 C ●増田先生へ● 真実とはどういうものか、具体を当てはめて考えるやり方にうならされました。「人が何かを話すとき、真実の一側面について語ることはでき、真実全体を語ることもできる。しかし、常にそうであるとは限らない。唯一の真実が存在する分野もあり、さまざまな真実が存在する分野もある。真実をつかめる分野も、つかみどころない分野もある。」●今回の授業の感想、意見● 今回、大学時代の恩師が東京から来て下さって嬉しかったです。歴史の偽造のされ方、真実や史実の捉え方、勉強になりました。 ●今後の予定● 第6回 11月25日(日)14時〜湖北台近隣センター、「第一次世界大戦と日本」 第7回 12月15日(土)14時〜我孫子栄光教会、「民族独立運動と大正デモクラシー」 皆様ぜひ、いらして下さい。
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