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本格的反撃開始!「分限免職取り消し」訴訟!
この異常な処分は、去年、私が公民の授業において韓国盧武鉉大統領の3・1演説を教材として使ったことに端を発しました。生徒たちは、この授業の中で、大統領の呼びかけに対して真摯に考え、日本の侵略・植民地支配と和解の問題が、今なお完全には解決していないこと、未来の主権者として考え続けていかなければならない問題であることを理解しました。このような授業に対しては褒められこそすれ、なんら譴責を受けるいわれはなく、ましてや『懲戒処分』『授業剥奪』などが、なぜ、ありえるのでしょうか? しかし、誤った歴史認識を持つ『公人』や『教科書製作会社』があることを生徒に教えることは侵略戦争への反省から生まれた憲法や教育基本法の趣旨、去年のアジア・アフリカ会議での小泉首相の内外への談話からからすれば、なんら『不適切』でなく、『反省・改善』の必要はないのは明らかで、それを「誹謗中傷で不適切」と判断する都教委のほうの判断力こそが『不適切』きわまりないものです。私はなんら『研修』を強制されるいわれはなく、しかもその実態たるや『懲罰』「イヤガラセ」以外の何ものでもありませんでした。
都などに分限免職処分取り消し求め』 社会科の授業で配布した資料で、先の大戦を侵略戦争ではないと東京都議会で述べた議員らを「歴史偽造主義者」と実名で批判したことなどをめぐり、都教委から3月に分限免職処分とされた千代田区九段中(三月末に廃校)の元教諭増田都子さん(56)が15日、都などを相手に処分の取り消しと総額300万円の慰謝料の支払いなどを求める訴えを東京地裁に起こす。「政府見解にも反した都議の誤った歴史観を批判したにすぎない。処分は都教委の教育内容への不当な介入で違法」と主張している。 問題とされたのは、05年6月末から7月の中3の公民の授業で増田さんが配ったプリント。日本に歴史の清算を求めた同年3月の韓国の盧武鉉大統領の演説文を読んだ生徒の感想とともに、増田さん自身が盧大統領あてとして手紙形式で書いた文章を掲載した。 その中で増田さんは、04年10月の都議会文教教育委員会で「侵略戦争うんぬんというのは全くあたらない」と発言した自民党都議の実名を挙げ、「国際的には恥をさらすことでしかない歴史認識」と批判した。 都教委は05年8月、都議や扶桑社をひぼうしたとして、増田さんを戒告処分。同年9月から06年3月まで都教職員研修センターでの研修を命じた。同月末、「公務員としての自覚や責任感が著しく欠如し、職に必要な適格性に欠く」として分限免職処分とした。都教委は「分限免職の中身については公表できず、コメントできない」としている。 難波孝一裁判長の「都教委による『日の君』強制は違憲・違法」!判決に明快なように、「偏向している!?のは都教委なのだ」という事実を、「行政は正しい、中立だ」という幻想を持っている人々に、どんどん知らせていく必要があると思います! それにしても、他紙が、この言葉を伝えてくれないのは、なぜでしょうか?
私は、これらの行動に連帯しながら、午前中に「分限免職取り消し」提訴、正午に司法記者クラブで記者会見、午後4時に都教委要請を行い、署名を提出しました。 9月13日までの集計では、韓国より少なくて、ちょっと残念な気がしていましたが、昨日、その後に届けられたのを合わせましたら、なんと!4984筆!となりました。それらは、東京清掃組合、国労闘争団、全労協系組合、全学労組、三重県の組合分会、インターネット署名、ファックス署名、個人として一生懸命に集めてくださったもの、などです。本当に本当に、ありがとうございました! 心からお礼申し上げます。 韓国からは4872筆!ですから、合計9856筆です! これを15日、都教委にたたきつけ・・・るには重すぎたので、丁重に渡してやりました! また心から感動したのは、韓国からの「増田都子さんの解雇撤回要求署名」に付けられていた以下の文章です。 この署名集めの中心になってくださった釜山市民団体協議会の金_魯(ひろ)理事長は、もう80歳近い方ですが、韓国軍事政権下で3度投獄され20年獄中にあって非転向を貫いた方ですけど、とても品のある穏やかな紳士でした。そして、金理事長がお母さんのおなかの中にいるときに、お父さんは満州で朝鮮独立運動をしたため日本官憲に殺されたので「私は生まれてから一度も父の顔を見たことがありません」と言われる方なのです。 そんな方が、たった一人の日本人教員のために奔走してくださり、また、4872人もの韓国の方が、それに応えてくださったのです。こういう方たちから『正当なことであると評価』され、『韓国国民の良心の名の下に』都教委に対して私解雇撤回を要求してくださったことに、涙が出るほど嬉しく、励まされました!
東京地裁『国歌斉唱義務不存在確認訴訟』判決では、「立てよ、歌えよ、義務だよ」判決が出るに違いない、とチョウ悲観していましたけど、信じられないほど真っ当に憲法・教育基本法に忠実な、つまり、実に真っ当な判決『都教委の強制は違憲・違法』が出て、本当に良かったです! 何しろ、今までの東京地裁「日の君処分」関連裁判は全て(「板橋高校・藤田」判決も、つい最近の『国立二小ピースリボン』判決も)あまりにも低劣でしたし、あの都教委の個人情報漏洩に至っては「違法」と認定しながら「でも、いいんだよ」とか、対産経名誉毀損裁判では「ことさらに負の歴史を強調した授業だから『反日的な教育』といわれても論評の域を出ない」とか、全てが「愚劣」としか言いようのない判決ばかりだったので、東京地裁では裁判官の劣化が極限にまで進んでおり、憲法・教育基本法に基づく判決は絶対に出さないことにしているのではないか、と悲観していました。 9・21東京地裁の難波孝一・名判決を知って、高校1年の教え子から、とっても嬉しいメールがありました! 許可を得たので、ご紹介します。まだまだ、この国も捨てたもんじゃない! 若者に希望を託して、そろそろ老いてきたのも!? 頑張りましょう。 こんにちは、文化祭も終わってようやく落ちついた日々が訪れそうです。増田先生も元気でお過ごしでしょうか? さて先日、東京地裁は東京都教育委員会の国歌斉唱強制の拒否による教諭の懲戒処分は不当であるという判決を言い渡しました。僕はようやく裁判所もまともな判決を言い渡すようになったなと思いました。これは本当に当たり前のことなのになぜこんなにも正しい判決が出されるのに時間がかかったのでしょうか。 右翼よりな人の中には国歌を歌うこと、国旗を掲げることは自らの国を敬い、自らの国に誇りを持つことであり、思想以前の問題なのだから強制というより国歌を歌い、国旗を掲げることは当たり前なのだと言う人がいます。しかし、僕が言いたいのは国歌が悪い、国旗の掲揚が悪いということではなく、「君が代」、「日の丸」が悪いということなのです。「君が代は千代に八千代にさざれ石のいわおとなりてこけのむすまで」という天皇が治める世の中がいつまでも続くように願う、この民主主義の世の中をまるで逆行するかのような歌詞、そして東亜新秩序とは名ばかりの一方的な侵略戦争のいわばシンボルでもある日の丸が今日の平和主義国家日本にふさわしくないということが言いたいのです。 天皇を中心とした政治が日の丸を掲げた日本軍が日中・太平洋戦争という非道な戦争を起こしたことは事実なのです。第二次世界大戦当時の日本を思わせるこれらのものが平和主義国家となった現在の日本で使われていることは僕たち日本人からしても非常に遺憾なものであるし(遺憾でなければならないし)、近隣諸国の侵略被害にあった国々にとってはこの上ない不快感をもたらします。ドイツでハーケンクロイツ及びそれを思わせるまんじの印でさえもタブーとされているように、日本でも本当は君が代・日の丸というものは人々に避けられても仕方がないものではないのでしょうか。 この度総理大臣となった安倍晋三氏も石原慎太郎都知事までは行かないものの、ナショナリズムの思想を濃く持った人といえるでしょう。今の日本が世界に尊敬され、誇りを持てる国家にしていくためには、北朝鮮への強行外交でも、靖国参拝でもなく、こういった戦後の不始末をきちんと処理していくことが大切なのではないでしょうか。 しかしながら安倍晋三氏が首相を、石原慎太郎氏が都知事をやっている以上、多くの有権者は彼らのナショナリズム的な思想を支持しているということになります。さらにこれから自分自身の考えをしっかりと持たない人が増えていけば、民政はどんどん間違った方向へ進んでいってしまいます。この問題を解決するためには、やはり教育しかないと思います。現代の日本人はあまりにも歴史認識が甘く、こういった第二次世界大戦への関心が薄過ぎると思います。こういった状況が悪化すれば、多くの人が情報操作により間違った知識を植えつけられ、いよいよ日本は歴史を繰り返すことになりかねません。 もしかすると今が正しい歴史教育ができる最後のチャンスかもしれません。これ以上民政の右傾化が進み、歴史教育の弾圧が進めば、もう日本は正しい軌道には戻れなくなってしまうかもしれないのです。僕はそういった意味で今の日本に大変危機感を持っています。 とってもとっても嬉しいメールをありがとう! 私は、相変わらず、元気いっぱいですよ! あなたの言うとおりで、「本当に当たり前のことなのに、なぜこんなにも正しい判決が出されるのに時間がかかったのでしょうか。」というのが日本の司法の現状で、しかも、都教委は控訴しましたので、東京高裁が、地裁の難波孝一・名判決! を維持できるかどうか、予断は許せない状況にあるのも事実です。 それから、「安倍晋三氏も石原慎太郎都知事までは行かないものの」ですが、これは、全く事実ではありません。五十歩百歩というか、勝るとも劣りはしない、というか・・・の人物が、安倍晋三氏なのです。彼は、戦後50年決議に反対した国会議員の中心でもあり、自民党の『歴史・検討委員会』(私に言わせれば『歴史偽造・検討委員会』ですけど)の中心人物の一人として、その後『日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会』の事務局長(会長が中川昭一で、今度、安倍によって自民党の有力ポスト政調会長になった)をやり、扶桑社の歴史偽造教科書作成の仕掛け人だった、という根っからの極右政治屋サン!? です。 というわけで、あなたも知ってのとおり、彼が心から敬愛するという祖父が、東条開戦内閣の閣僚だった岸信介で、この祖父の憲法改悪への執念を安倍晋三氏は、実行するために努力を傾ける(『5年以内に』!?)と明言した、という、本当にこわーいウルトラ・タカ派内閣の誕生なのです。 でも、あなたの『将来の夢』を教えてもらって、希望が見えた気がします! 真っ当な若い教育者が、この国には絶対に必要です! あなたは、教育者に向いています! あなたの高い認識能力、判断力、多方面にわたる豊かな能力(カラオケでの君の歌の巧さには感心!)そして、かなりのイタズラッ子で、女の子を泣かせて一時総スカンを食らった、という話!?も聞いており、イタズラッ子の気持ちもよく分かる良い先生になれるでしょう! 数学も英語も、しっかり、頑張れ! 私は、何を隠そう・・・数学で失敗して第一次志望の大学を落っこちてしまった・・・増田センセの轍を踏んではなりませぬゾ!? 死に物狂いで数学も英語も勉強したまえ! 前期の成績報告を楽しみにしています! _______ <裁判予定> 対産経名誉毀損裁判控訴審第2回 (東京高裁812号法廷) 3悪都義糾弾裁判 (東京地裁627号法廷) 都教委「個人情報漏洩」控訴審第2回 (東京高裁818号法廷)
口座番号:00100−9−279057 口座名称:東京都学校ユニオン
http://www.masudamiyako.org/ 「さすが!」というものができた、と思います。ぜひ、リンクをお願いします。 6月28日、都教委が私の個人情報を3悪都議(土屋・田代・古賀)に漏洩し、伊沢けい子都議が同文書の開示を請求しことに対しては拒否したことについて、プライバシー侵害で提訴した件で東京地裁判決がありました。 「病歴」は、さすがに「プライバシーに関する事実に該当する」と認定しました。「しかしながら」「原告のプライバシーが大きく侵害されたと評価することは相当ではなく、侵害があったとしても、その程度は軽微なものと評価すべきである」!? 当然、控訴です。 第1回控訴審、10月4日(最後の部分) これが本当に「法の番人」として「法秩序を守り、人権を擁護すること」を使命とする裁判官の姿でしょうか? 裁判官が、ここまで卑屈になって法を曲げ、行政におもねらなければならない何かがあるのでしょうか? 「曲学阿世の徒」という言葉がありますが、裁判官が「曲法阿世の徒」になってしまえば、裁判所は国民の信頼を失うでしょう。この7点の、あまりにもひどい原審判決に明記(黙示)された暴論について、もし原審通りとするようなことがあるなら、本法廷においては、ぜひ、この7点について明確な合理的説明をしていただきたいです。 9月21日、難波孝一裁判長は、憲法・教育基本法に則って、被告・都教委の「国旗・国歌」強制を違憲・違法と断じる名判決を出しました。被告・都教委の枚挙に暇のない違憲・違法行為は、この個人情報漏洩の原審判決に見られるように、これまで被告・都教委がどんなに明白な違法行為を繰り返しても、司法が無茶苦茶なこじつけ暴論判決を書いて、被告・都教委の違法行為に追随し、違法行為を正当化するお墨付きを与えてきたことにも大きな原因があります。 去年8月31日付産経新聞朝刊は、被告・都教委(行政庁)だけが知っており、九段中校長も、もちろん当該である原告も知らなかった、原告の「長期研修」を報じていました。またもや、被告・都教委による違法な個人情報の提供・漏洩があったのです。これらは表面に出たから判明したものですから、氷山の一角に過ぎないでしょう。被告・都教委は個人情報漏洩の違法行為を性懲りもなく繰り返しているのです。これも原審裁判官が、法令に従えば明白な違法行為である行為を「行政庁が任意に行うのは違法ではない」というような無茶苦茶な暴論を判決に書くような事態が後押しをしているといっても過言ではありません。 どうか、本法廷においては、中学生にでも分別があれば分かる被告・都教委の個人情報漏洩の違法行為の結果、強い精神的苦痛をこうむった原告の人権侵害を救済してくださるようお願いいたします。そして裁判所が広く国民の信頼を獲得できるような公正な判決を出すことによって、今後、被告・都教委が法令違反を繰り返さず、法令順守をした教育行政を進めていけるようになることを期待しております。 |