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「日本歴史教科批判」の女性教師、韓国で講演

「日本歴史教科批判」の女性教師、韓国で講演

[ハンギョレ 2006-04-14 21:36]  

盧武鉉大統領の3・1節記念演説を授業時間に活用して日帝侵略戦争を擁護する歴史教育を批判したなどの理由で免職になった日本の中学校教師が韓国市民団体の招請で講演する。

東京にある九段中学校の増田都子(56)教師は、5月11〜12日釜山市民団体協議会の招請で釜山を訪問し、日本の歴史教育問題点に関し講演する。

増田教師は、「日帝軍国主義の過去事を偽りなく教えなければならないというのが私の教育方針だが、東京都教育委員会は南京事件と従軍慰安婦などが捏造されたものとし、扱わないようにしている」、
「講演でこういう事実を知らせ、これを正すための日韓連帯を促す」と話した。

彼女は、昨年盧大統領の3・1節記辞に感動して、日本の政治家たちの誤った歴史認識を批判する手紙を盧大統領に直接送り、この手紙と3・1節記念辞を学生たちに配布して補助教材として活用した。

これに対して、東京都教育委は、「不適切な文句を記載した資料を授業に使った」とし、
彼女に警告をし、続いて二度にわたって研修を受けるようにし、最近では態度不良を理由に教壇から追い出した。

彼女は、教育委の免職措置に不服で、都の人事委員会に審査を要請し、法廷訴訟まで考慮している。

「『植民地の過去事は、法的には韓日基本条約に根拠を置いたものという結論が出るかもしれないが、心では結論が出ていない』という盧大統領の記念演説に感動して、歴史を正しく教えなければならないと考えた」という彼女は、今回の訪韓の期間に盧大統領に会うことを希望している。

東京/ 聯合ニュース