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韓国KBSテレビ・SBSテレビ、免職となった増田都子教諭の校内インタビューを相次ぎ放映

韓国KBSテレビ・SBSテレビ、免職となった増田都子教諭の校内インタビューを相次ぎ放映

2006年5月8日(月)、19:20〜放送予定  

【KBSテレビ 5日夜9時のニュース】

<アンカー>
日本の東京都教育委員会が、日本の歪曲された歴史認識を批判してこれを生徒に教えたという理由で現職教師を解雇して、波紋が広がっています。東京の金デフェ特派員です。

<レポーター>
東京都内の中学校で社会科を教える増田都子教諭は去年3月、盧武鉉大統領の三一節演説文を見て、この演説文を教材に討論授業を行ないました。そして生徒たちが書いた文を集めて、盧大統領に手紙を送りました。 大統領の憂慮とは違って日本の生徒たちは過去史について謝罪して真実を反省する正しい歴史を学んでいる、 という点を示すためでした。

<増田都子教諭>
「私は正しい歴史認識を教えているのであって、誤った歴史認識を批判するのは社会科教員として当然です」

<レポーター>
また、「日本はいかなる国も侵略した事実はない」という歴史歪曲発言を繰り返した東京都議会の自民党議員を、授業時間に条目別に批判しました。東京都教育委員会は昨年9月、増田教諭に研修を発令して授業を出来なくしたのに続き、先月末に電撃的に解雇しました。

<増田都子教諭>
「当たり前の努力をしている教員をクビにするわけなので、こんなものは絶対に許すわけにはいきませんので、 あらゆる手段を使って戦っていきたいと考えています」

<レポーター>
増田教諭の討論授業で、生徒たちは日本の過去史について正しく学ぶことができ、日本が周辺諸国に真摯に謝罪しなければならない理由も分かるようになりました。増田教諭は、この教室で授業をすることはできなくなりましたが、真実を教えねばならないという所信には変わりがありません。
▽動画(_を外してください): mmst://news_vod.kbs.co.kr/news/2006/04/05/300K/230.asf


【SBSテレビ 5日夜8時のニュース】

<アンカー>
日本の公立学校教師が、授業時間中に日本の歴史歪曲を批判して、解雇されました。梁ユンソク特派員です。

<レポーター>
「恥ずべきことに、ある都議は日本の侵略事実を否認している。教育委員会は、侵略を正当化した扶桑社教科書が一番良いと言う。こんな歴史捏造主義者たちは、独立記念館に一度行ってみなければならない。」
東京の公立中学校の社会科教師である増田さんが盧武鉉大統領に書いた手紙の中の一節です。盧大統領の昨年の三一節記念演説と一緒に授業資料に書いたものです。

しかし、独特の授業方式で正しい歴史を教えるという増田教諭に教育委員会の懲戒処分が下りました。不適切な学習資料だったというのです。先月末には解雇にあたる免職処分を受けました。懲戒期間中にも自分の主張を曲げないなど反省の色がないという理由からでした。歴史歪曲を批判する教育現場の声を押えつけようとする意図が覗えます。

<増田都子教諭>
「正しい歴史認識を教えるという当たり前の努力をしている教員をクビにするわけなので、こんなものは絶対に許すわけにはいきません」

<レポーター>
東京都教育委員会は、極右派である石原都知事の指揮の下、都立中学校に扶桑社教科書を採択させるなど教科書歪曲を直接・間接に支援しているという批判を受けています。