都教委よ! 『五輪読本』のフェイク(ウソ)記述を、子どもたちにどう説明? |
皆さま こんにちは。増田です。長文、ご容赦を! 本日早朝、以下の内容の、東京都学校ユニオン恒例、月末都教委糾弾ビラまきを行いました。 少し、寒さが緩み穏やかな天気となったためか、今までよりも受け取りがよかったような…明朝は大荒れだそうですから、天も我らに味方した!(笑) ただ、本当に都教委のやっていることは、とてもとても笑っていられない悲惨な状況にあり、子どもたちの「真実を知る権利」は都教委のフェイク教育により侵害されっぱなしです。 ご都合がつきましたら、「3月22日(木)13:15〜東京地裁526号法廷」における「都教委を訴える会」による「都教委『オリ・パラ』読本のフェイク(ウソ)記述を正す裁判」に傍聴参加をお願いします! ***************************** 都教委よ! 『五輪読本』のフェイク(ウソ)記述を、子どもたちにどう説明するのか? ★都教委作成『オリンピック・パラリンピック読本』のフェイク(ウソ)記述がピョンチャン・オリンピックで明々白々に! 都教委は2016年3月31日、2020年東京オリンピックに向け、1億6285万円強の費用(2015年度決算額)をかけて、小・中・高校生用のオリンピック・パラリンピック学習読本・DVD・教師用指導書を都内全校に配布しました。その後毎年、莫大な税金を使って、この読本を子どもたちに配布し、年間35時間、授業をするように強制しています。 それでも、オリンピックの光と影を「多面的多角的に」考察(文科省学習指導要領で多用されている言葉です)できるようになっていればいいのですが、都教委の『読本』では、国旗・国歌が裏面のように五輪憲章に反して強調され、国威発揚に利用されています。 ほんの一例をあげます。小学校用64頁には「オリンピック・パラリンピックでは、開会式で選手たちが自国の国旗を先頭に行進します。」とあります。しかし、ピョンチャンオリンピックでは「コリア」選手団が、下の写真のように、統一旗を先頭に行進しました。 https://www.nikkansports.com/olympic/pyeongchang2018/general/news/201802090000825.html (↑『日刊スポーツ』記事から) さて、都教委よ! この「統一旗」はどこの「国の国旗」なのか? また、裏面のように「ロシアからの選手団」は国家的ドーピング問題で個人参加のため、行進も表彰式も「ロシア国旗・国歌」ではなく、五輪旗・五輪賛歌です。 都教委よ、『読本』の「『国旗・国歌』記述はフェイク(ウソ)でした」と、訂正版を各学校に配布せよ! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (裏面) ★都教委よ! 五輪憲章を知らないのか? 知っていながらフェイク(ウソ)を教えるのか? 五輪憲章の規定は「「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」とし、旗・歌は「NOCが…採用する旗・賛歌」です。オリンピックで使われるのは「選手団の旗と歌」なのです。 (左下の写真は、都教委作成『オリ・パラ』読本の小学校用65頁…「国歌とともに国旗がけいようされる」というキャプションとその写真、 記事は朝日18年2月9日付、https://www.asahi.com/articles/ASL226V0FL22UPQJ00P.html 波線強調は当組合) 当ユニオンは、長田氏の主張に賛同するわけではありません。五輪憲章からすれば「個人参加も良い」と考えますが、この記事を紹介するのは、長田氏が「そもそも五輪憲章には、各国オリンピック委員会の旗・歌が使われる」と書いていて、「必ずしもその国の国旗や国歌とは限りません」という、五輪憲章を知るものの常識について書いてあるからです(正確に言えば長田氏は「各国・地域のオリンピック委員会」と書くべきなのですが…オリンピック委員会はケイマン諸島などの非独立国にもあり、それらの「選手団」も参加しているのですから)。 都教委の『オリンピック・パラリンピック読本』記述がフェイク(ウソ)であることは明白です! こんな誤りは訂正しなければならないでしょう! |