都教委は「わかりやすさ」から「嘘・フェイク」を『オリ・パラ学習読本』に表記!?

皆さま
 こんばんは。増田都子です。長文、ご容赦を!

 本日早朝、月末恒例の件名、都教委糾弾ビラまきを行いました。以下の内容です。

 とにかく、都教委は何が何でも「国旗・国歌」を子どもたちに刷り込みたいのですね…

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<都教委よ、「わかりやすさの観点」からすると「嘘・フェイク」を『オリ・パラ学習読本』に表記していいのか!?>
 
★文科省が、都教委から「聞いた」ことは?
 本年7月24日、「『日の丸・君が代』問題等全国学習交流集会実行委員会」が文科省交渉を行いました。都教委作成『オリンピック・パラリンピック読本』についての質問&回答(スポーツ庁オリンピック・パラリンピック課)は以下です。
 
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Q:オリンピック憲章は「国旗、国歌」ではなく、「選手団の旗、歌」と規定するところ、都教委が作成した「オリンピック・パラリンピック学習読本」は、「開会式で選手たちが自国の国旗を先頭に行進します。表彰式では、優勝した選手の国旗を掲げ、国歌を演奏します。」と、「学習のとびら」では「表彰式の国旗掲揚では、選手の国旗を掲げ、国歌を演奏します。」(小学校編)と書く。「国旗・国歌」と書くのは誤りではないのか。また、「国旗・国歌」を強調するのは、オリンピックは国同士の争いではないとするオリンピック憲章の精神に反するのではないか。
 
A:オリンピック競技大会に参加する国・地域のオリンピック委員会は、国際組織委員会の求めに応じて、事前にその旗・歌を届け出る必要があり、国の場合は国旗と国歌を登録し、一部、地域から参加する場合は国旗・国歌、とは異なる、旗と歌を登録しております。
 
 (都教委作成)『学習読本』の記載につきましては「子どもたちへの分かり易さの観点から、現在の表記、『国旗・国歌』としている」と、聞いております。
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「国の場合は国旗と国歌を登録し」という規定も、オリンピック憲章その他の関係規定にはありませんが、問題は「国」はでない「地域から参加する場合は国旗・国歌、とは異なる、旗と歌を登録しております。」という事実です。現にリオ・オリンピックでもチャイニーズ・タイペイ、中国特別保護区香港、米領サモア、米領グアム、米領プエルトリコ、米領ヴァージン諸島、蘭領アルバ、英領バーミューダ、英領ヴァージン諸島、英領ケイマン諸島、英領クック諸島、パレスチナ特別地区、「クウェート選手団はオリンピック旗の下に個人参加」&「難民選手団」が「国旗・国歌」でなく「選手団の旗・歌」で参加していました。
 
 「子どもたちへの分かり易さの観点から」とすれば、授業で使う「教科書」で「嘘・フェイク」を教えていい? と都教委は主張しているのです。
 
☆都教委よ! オリンピックでは「国旗・国歌」を使うという『オリ・パラ読本』の「嘘・フェイク」表記を訂正せよ!