韓日青少年平和交流団で富山に来た韓国の高校生たちの感想とヘイトスピーチ


 富山の大企業・不二越は戦時中、13歳ぐらい〜の韓国の少年少女たちを強制連行し…就業詐欺に当たりますが…奴隷のように働かせながら敗戦で賃金未払いのままなので、今は高齢のハルモニとなられた方々に払うように運動※をしている方たちがいます。
  ※http://fujisosho.exblog.jp/

  そこで添付(添付ファイル。記事末尾からダウンロードできます)のように講演を頼まれまして、8月5日から8日まで富山に行ってきました。
   
  5日の私の話について感想を参加者に書いてもらいました(添付。同上)。韓国の高校生たちの感想文の翻訳は李洋秀さんにお願いしました。ご多忙のところ、本当にありがとうございました!
   
   韓国(光州の教育委員会からの派遣)の高校生たちは、180人の応募の中から24人だけ選ばれた(2グループで、もう一つのグループは、名古屋三菱の強制連行を学ぶということで、名古屋へ)というだけあって、しっかりと自分の意見を持っている人たちで、たいへん、活発に質問も出ました。
   
   彼らの感想を読んでいると、じわ〜りと胸が熱くなり、涙が出てきて困ります。私の宝物が、増えました!
   
   この韓国の高校生たちとずっと一緒に行動し、最後の8日には不二越正門前の抗議行動に参加しました。高校生たちは「見学」していました…
   
  そこへ、腐ったヘイト右翼どもが7台もの街宣車を繰り出して大音量で軍艦マーチを流しながらヘイトスピーチをまき散らし、汚らしい濁声で「お前たちは韓国へ帰れ」「不二越の強制連行などとは、ねつ造だ」「町内の皆さん、こいつらは中核、中核、中核です」「この前にいる日本人は恥知らずだ、日本から出ていけ」…そっくり、この連中に返したい!?…とか、口汚い悪罵・ヘイトの見本をわめき散らしたのです。
   
  女子高校生たちは泣きじゃくってしまい…男の子たちは悔し涙を静かに流していました…申し訳なさと情けなさで、私も泣けてしまいました。
   
   両親に愛され、先生たちに愛され、伸び伸びと育った子どもたちが、生まれて初めて日本に来て、こんなヘイトスピーチ・汚物を投げつけられてショックでないはずがありません…まったく、こんな根性の腐った連中と同じ日本人だなんて恥ずかしくてたまりません…ホント、日本人を辞めたくなります。でも、そんなことしたら、こんな醜い卑怯な連中の思うツボに嵌っちゃいますから、意地でも、日本人、辞めないぞっ!?(笑)
   
   主催者の方によりますと「高校生が来るので、今回の門前抗議行動についてはHPにも載せなかったんだけど、増田さんの講演については多くの人に来てほしくて、ニュース臨時号やMLに『韓日高校生平和交流団を迎えて、記念講演』」と流したから、ヤツラにも情報が流れて、察知したのかもしれない」ということでした。
   
   むむ〜〜…私のせいでもあったのかア…と思うと、余計、申し訳なさが募りました…
 
 私は最後のあいさつの時、高校生たちに謝りました。「ごめんなさない、私たちの力が弱くて、こんなにも醜い腐った日本人を見せてしまって…彼らこそ、日本の恥です。でも、実は一番、醜い日本人は国会にいます。安倍晋三やら稲田朋美ら、首相や防衛大臣をやっている人たちが、この連中のボスなんです。情けなくてたまりませんが、どうか、日本人みんなを嫌いにならないでくださいね。」
   
   最近、もう完全に日本は右傾化しきってしまいましたが、それでも、これでは平和な日本社会は築けませんから、アジアの市民同士が、しっかり連帯して、こんな連中と闘い続けたいと思います!

 
<添付ファイル>
■ 不二越、北陸連絡会ニュース
■2016/8 /5 韓日青少年平和交流団:増田都子「講演」感想