<新しく都知事になる方へ、都教委が法律を守るように厳しい指導を! >

皆様
 こんにちは。増田です。長文、ご容赦を!

 本日、学校ユニオンでは、以下のような内容のビラを都庁前でまきました。教育委員会が「法律を守る」というのは、法治国家なら、当たり前のことなんですけど、我が都教委にあっては、これが、当たり前ではないのです。

 ただ、新都知事に鳥越俊太郎氏以外の方が選出されたら、ますます、都教委は「法律を守らない」路線を暴走しそうです。都民の皆様には是非「人権・平和・憲法を守る」と公約していらっしゃる方を選んでほしい!!!

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  <新しく都知事になる方へ、都教委が法律を守るように厳しい指導を! >

  ☆ 7月31日の投票によって選ばれる新都知事の仕事は山積していますが、法律違反を繰り返す都教委に対して、厳しい指導をお願いします!
   当組合配布ビラで既に指摘してきたように、都教委による強権処分行政は、司法によって「違法行為」と断罪され、ここ数年だけでも、左記のようになっています。
   
  2013年12月 東京地裁判決。再発防止研修未受講事件は減給6月の処分取消。都教委は控訴もできず、確定。

2014年10月 東京高裁判決。都立高教員の再任用更新拒否損害賠償請求を認容。都教委は上告を断念し、確定。

2014年12月 東京高裁判決。都立高教員条件付き採用免職事件で勝訴。都教委は上告を断念、確定。

2015年12月 東京高裁判決。東京「君が代」裁判三次訴訟。都教委敗訴(5名の減給・停職処分取消)について上告を断念、確定。

2016年 3月 都立高校教員Oさん免職事件控訴棄却 東京高裁判決。都は上告を断念、免職取り消しが確定。

2016年 5月 河原井さん根津さん、停職処分取消訴訟で最高裁は都の上告を棄却、6カ月の停職処分取り消し、損害賠償が確定

             
   これだけの違法行為を繰り返しながら、しかし、どんなに要求しても、一言の謝罪もしません。つまり、都教委は「これからも、いくらでも権力を違法に濫用することによって、教員たちの人権を侵害するぞ」!? と黙示ながら明白に表明しているわけです。
   
   新都知事には、ぜひ、都教委に、違法行為の被害を受けた教員に謝罪させ、違法処分の再発防止を誓わせる指導を!
   


☆新都知事はパワハラを繰り返す都教委に、厳しい指導を!
   7月15日、3月卒業式の「君が代」斉唱時に起立せず減給処分を受けた特別支援学校教員に対して「再発防止」研修と称するものが行われました。内容は、
  「●校長が発出した職務命令に対して、あなたは教育公務員としてどのような行動をしなければなりませんか。
 
     ●国旗及び国歌の指導については、学習指導要領に明記されています。教育公務員として、学習指導要領に基づいた適正な教育課程を実施するために、あなたは、今後、児童に対して、国旗及び国歌の指導をどのように行わなければなりませんか。」などです。
   
  露骨に「職務命令=都教委の命令」への絶対服従を迫っています。つまり、これは思想・信条の転向を迫る「懲罰研修」といえ、権力をかさに着たイジメ=パワー・ハラスメント以外の何物でもありません。
   人権を重んじる新都知事には、ぜひ、都教委に対しパワハラを禁止する厳しい指導を!