都教育委員は傍聴者の前では意見が言えない!? 1/30 |
皆様 こんにちは。増田です。これは 「実教出版教科書問題に関し、違法不当な東京都教育委員会を訴える会」(略称:「都教委を訴える会」)事務局としてのお知らせです。 一昨年の2013年6月27日、都教委は定例委員会において、実教出版の高校「日本史A・B」教科書の中の「一部自治体での『日の丸・君が代』の強制の動き」という記述が、「委員会の考え方と異なる」という理由で「不適切」と決めつける見解を議決し、これを都立高校の校長に通知しました。 これを、都教委は去年も踏襲し、二年越しに都立高校での当該教科書採択数はゼロとなっています。 実は2013年6月27日の都教委定例委員会議事録には、指導部長が「委員長からの指示を受けまして、各教育委員の意見を踏まえ、実教出版の高校日本史Aと高校日本史Bにつきまして見解をまとめました」とあります。しかし、この日の会議では、各教育委員は、一人として意見を出していないのです。 そこで、「どこで各教育委員は意見を出したのか」と問うたら、木村孟(つとむ)委員長は、前回定例会(6月13日)後の懇談会の中である」と答えました。 「都教委を訴える会」では、そもそも、こんな重大なことを非公開の場で論ずることなど、とんでもないことで、これ自体が東京都教育委員会規則「第十三条 会議は、公開する。」違反としても訴えているのですが、この「懇談会の記録(メモ等)」と「提出された資料」の情報開示を請求しました。 その回答が添付のものです。 呆れたことに、文科省検定済教科書を「教科書として不適切」と決めつけるような重大な問題の「意見交換」をしたのに、記録はメモすらなく、一切「不存在」というのです。まぁ、疚しいものは証拠を残せないのでしょうけど・・・ しかも、さらに呆れたことに「教育委員に出した資料さえ出せない」というのです。なぜって 「教育委員懇談とは、都の教育行政に係る当面の課題や今後の施策の方向性などについて、教育委員が自由かつ率直に意見交換を行うために、教育委員会定例会とは別に実施するものである」から・・・って!? つまり、公開の定例会では東京都の教育委員サマ達は、傍聴者に見張られている(笑)ので、「自由かつ率直に意見」を「交換」できない、ってことなんですねぇ・・・ じゃあ、つまり、教育委員会定例会は何のために傍聴者の前で開くんでしょうか? 東京都教育委員会規則第十三条は、何のためにあるんでしょうか? いやはや・・・一応「不服請求」はしてみますが、この不服請求を審査する人たちは、ほぼ常に「非公開は正当」と回答する人たちなんです。 裁判所に「文書提出命令」を出してもらうようにする、という方法もあり、ですね・・・ 皆様 もし、アドバイスがありましたら、よろしく! |