1/8(木)「『靖国神社問題』を考える」変革のアソシエ・近現代史講座のご案内 1/6

皆様

 こんばんは。犯罪都教委&1悪都議(2悪はすでに消滅)と断固、闘う増田です! 

これはBCCでお知らせしています。重複、長文、ご容赦を。

    毎月第2木曜日、「育鵬社『歴史偽造』中学歴史教科書を読みながら、真実は何か?」を考える近現代史講座です。

  *日時:18日(木)19:002100 

  *場所:東京中野・協同センターアソシエ 

 東京都中野区中野2-23-1 ニューグリ−ンビル301号       

    中野駅南改札口新宿方向に線路に沿って徒歩2分   電話 03-5324-1395

  *参加費:1000

*テーマ:靖国神社問題

*内容

 育鵬社教科書は、靖国神社については、「戊辰戦争」の注で、チョコッ(笑)と触れているだけです。

 しかし、靖国神社が編集協力し、育鵬社の親会社の扶桑社が発売し、扶桑社の親会社の産経新聞社が発行し、靖国神社が編集協力した『靖国神社  遊就館の世界  近代日本の歴史探訪ガイド』(長いので、以下『遊就館の世界』)という本を見てみると、非常に興味深いものがあります。以下、数例をご紹介。

1、満州事変について

『遊就館の世界』:激しい排日運動を武力で制圧した満州事変

『育鵬社教科書』:「中国の排日運動と満州事変」というテーマで、本文には「排日運動の激化に対して日本軍による満州権益確保への期待が高まりました。」そこで「満州を軍事占領して問題を解決しようとした関東軍は…」

2、太平洋戦争に至る過程について

『遊就館の世界』:アメリカ・イギリス・中国・オランダはABCD包囲網を形成して日本を圧迫した。

『育鵬社教科書』:アメリカは、イギリス、中国、オランダとともにわが国を経済的に圧迫し、封じ込めを強化しました。(日本がABCDに包囲されている、大変わかりやすい地図がついています)

3、大東亜戦争について

『遊就館の世界』:経済封鎖と日米交渉の難航によって自活の道を絶たれた日本は…

『育鵬社教科書』:日本は米英に宣戦布告し、この戦争を「自存自衛」の戦争と宣言…

 全部はとてもご紹介できませんが、執筆者は同じ人では? という感じですね(笑)。

ところが、一点、決定的に違うところがあります。それは

4、開戦決定について

『遊就館の世界』:日米交渉の決裂、御前会議による開戦決定

『育鵬社教科書』:東条英機内閣は、これ(ハル・ノート)をアメリカ側の最後通告と受け止め、交渉を断念し、開戦を決断しました。

おやおや…もちろん、育鵬社教科書の方が真っ赤な嘘の歴史偽造をしていることは、明確な文書の証拠があります。東条英機内閣は御前会議の議題を決定しただけです。「御前会議による開戦決定」をしたのは昭和天皇で、東条英機内閣はそれを実行したのです。

文科省が、こんなにも分かりやすい嘘=明らかな事実の誤りを検定合格させるのはなぜでしょう?

それにしても、どうして、ここだけは、『育鵬社教科書』と、靖国神社が編集協力した『遊就館の世界』とでは、こんなに違うのでしょうか。

直前のご案内で恐縮ですが、ご都合のつく方には、ぜひ、ご参加いただき、考え合い話し合ってみませんか。

もちろん、靖国神社について成立経緯、昭和天皇との関係等々、今回も普通では見られない(笑)資料を豊富にご紹介いたします!