都教委は、副読(服毒)本の押し付けを止めよ!10/30 |
皆様 本日、月末恒例ビラまきを、都教委の入っている都庁第2庁舎前で行いましたので、内容を以下にご紹介します。 あの、ずさん極まりない文科省検定でさえ『不適切』としたマッカーサー証言、それも「22000語中の9語」=0・0004%を「主要部分」と強弁する都教委の厚顔無知には呆れるしかありません。さらにさらに呆れかえるのは、このマ証言を使って「日米開戦が不可避となった」ことを教えよ、と教師用指導書に明記していることです。 「戦争が不可避であったかどうか」を多面的に考えさせることが歴史教育の要ではありませんか? 都教委は「戦争は外交の失敗」という常識さえ、子どもたちの身に付けさせたくない、というわけです。 無責任にも都政を放り投げた石原慎太郎サンの「教育を破壊する」という宣言に忠誠を誓った、石原慎太郎サンの下僕・都教委による、子どもたちへの歴史偽造の押しつけ・・・現在の官僚司法の下でも確定した違法行為の数々(私の個人情報を極右都議に漏えいしたのもその一つ)とともに「犯罪都教委」という名にフサワシイとは言えるでしょうけど・・・ <都教委は、副読(服毒)本『江戸から東京へ』による、都立校生への歴史偽造の押し付けを止めよ!> ★都教委の厚顔無恥な強弁、「22000分の9」が「主要部分」だ、と ????? 当組合配布の本年4月5月ビラで明らかにしたように、都教委は、『江戸から東京へ』において、マッカーサーが、日本の侵略戦争を「自衛戦争」と米上院で証言したかのごとくに歴史偽造を行い、それを高校生に押し付けています。 「(マ将軍は)戦後のアメリカ議会において、日本が開戦したことについて『in going to war was largely dictated by security』と証言しており、この戦争を日本が安全上の必要に迫られて起こしたととらえる意見もある。」(P125)とし、都教委作成指導書では、この「マ証言の記述を使い日米開戦が不可避となった理由について考察する」などと明記しているのですから、呆れます。 マ証言は上記部分に続けて「マレー、インドネシア、フィリピンなど、日本での製造に必要な原料を提供する国を、日本は事前準備し奇襲の利点により占領した」と、日本の戦争が「資源強奪の侵略戦争」であることを明言しているのですが、『江戸から東京へ』には書き入れません。「日米開戦」は日本の「安全上の」戦争、つまり、自衛のための「不可避」の戦争であった、と都立高校生にウソを教えるわけです。 当組合の9月19日要請において「当該マ証言は全体の何語なのか」と問うたものへの回答は「「約22000語中の9語」!? 9語=全文の0・0004%が「主要部分」とは・・・ 4月ビラでも明らかにしたように、当該マ証言は「1951年5月3日、米上院軍事外交合同委員会の公聴会で、朝鮮戦争に参戦(義勇軍)した中国への対処に関する質疑の中で言及したもので」すから、主要部分(99.999%)は対中国経済封鎖の有効性を述べたものです。 マ証言は日本の戦争が自衛戦争だなどとしたものでは、全く無いのです。 だからこそ、5月ビラにも書きましたが、育鵬社(扶桑社の子会社)「中学校歴史教科書が文科省への申請本に(マ証言を)記載したところ」不適切とされ、育鵬社はマ証言を削除せざるを得なかったのです。 ☆社会科教員が「歴史偽造」教科書を批判するのは当然! |