都教委「マッカーサー証言9/22000が『主要部分』と強弁!? 9/20

皆様
 こんにちは。犯罪都教委&1・5悪都議と、断固、闘う増田です! これはBCCでお送りしています。重複・超長文!? ご容赦を!

 昨19日、東京都学校ユニオンは『けんり総行動』(代表:東京全労協議長)
http://www.zenrokyo.org/koudou/120919.pdf
の一環として、都教委要請を行いました。お忙しい中、個人参加やたくさんの争議組合の方のご参加をいただき、たいへん、ありがとうございました。

 毎度のことながら、都教委回答には、一同爆笑!? です。以下、Q&Aの「主要部文」をご紹介します。



Q:本年の改訂版『江戸から東京へ』について 
 

@ 東京新聞等でも取り上げられているマッカーサー証言※については「育鵬社教科書には文科省検定前に掲載されていたが、検定において『不適切』とされ、削除された経緯を知っていたか?」と当組合が問うたのに対し6月20日回答において「文部科学省の教科書検定について東京都教育委員会はコメントする立場にない。」などと、中学生でさえ恥ずかしがりそうな読解能力の欠落を貴教委は示したが、「教科書検定について」の「コメント」を、誰が貴教委に求めたか?

「知っていた」「知らなかった」の二者択一で回答されたい。

(所管:指導部高等学校教育指導課)
「知っていた」か「知らなかった」を含めて、東京都教育委員会は教科書検定の経緯についてコメントする立場にありません。

※「(マッカーサーが)戦後のアメリカ議会において、日本が開戦したことについて『in  going  to  wa r was  largely  dictated  by  security』と証言しており、この戦争を日本が安全上の必要に迫られて起こしたととらえる意見もある。」(P125)!? つまりは「日本は侵略戦争をしたのではない」とマッカーサーが証言した、かのように書いてあります。



<増田のコメント>
 中学生でさえ恥ずかしがりそうな、日本語読解能力欠落が東京都教育委員会指導部高等学校教育指導課職員になることの条件でしょうか? まぁ、答えることはできないでしょうね(笑)。



A 「当該マ証言に続く、『those countries which furnished raw materials for their manufacture -- such countries as Malaya, Indonesia, the Philippines, and so on -- they, with the advantage of preparedness and surprise, seized all those bases』

『マレー、インドネシア、フィリピンなど、日本での製造に必要な原料を提供する国を、日本は事前準備し奇襲の利点により握った』という発言紹介しないのはなぜか、説明されたい。」と問うたのに対し、貴教委は「マッカーサー証言の主要部分を取り上げた。」とした。

 では、マッカーサー証言の全体は何字・・・何万の単位となるはずである・・・であり、貴教委が「主要部分を取り上げた。」とした当該マ証言※は何字であるか、示されたい。

(所管:指導部高等学校教育指導課)
いわゆる「マッカーサー証言」のうち、当該部分の証言が含まれる1951年5月3日のアメリカ議会におけるマッカーサーの証言は約22000語あり、「江戸から東京へ」で引用した部分は9語である。



<増田のコメント>
 9/22000≒0.004%が『主要部分』ですかぁ?(笑)・・・このマ証言の全文はhttp://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2004/maca/01/MacArthur57.html
で読めます・・・もちろん英語(笑)なので、私には、とても全文は読み切れませんけれども、

「1951年5月3日のアメリカ議会における」マ証言は、「Hicknlooper上院議員) 質問5:赤化中国に対する海空封鎖の提案はアメリカが太平洋戦争で日本に勝利したのと同じ戦略ではありませんか?」に対するものが中心ですから「朝鮮戦争における中国封鎖の有効性」を、日本を引き合いに出して強調する所にあるのです。

「日独伊=悪の枢軸」打倒の雄、連合軍マッカーサー将軍が米議会で「日本は自衛戦争をした」と日本を弁護するために証言をするわけはないでしょう? 0.004%が『主要部分』と指導部高等学校教育指導課の連中が思い込むのは勝手としても、そんなウソを「副読本」とか「都独自の教科書」として、都立高校生に押し付けるなどと犯罪的行為です。(私が「犯罪都教委」と称する所以)



B 「貴教委は、改訂版を出すにあたって『都民の意見を参考にした』とHPに記載しているが、その内容、数等、一覧表にして説明されたい。」と要請したのに対し「改訂版を編集するに当たり参考にしたものであり、その全てを一覧表にして説明する必要はない。」と6月20日に回答した。
 

 しかし「平成22年度第2回東京都教育モニターアンケート集計結果」については、HPで公開しているのに、なぜ、平成23年度に「参考にした」「都民の意見」については「一覧表にして説明する必要はない。」のか説明されたい。

 また、なぜ、平成23年度に「参考にした」「都民の意見」はHPで公開しないのか、についても説明されたい。

(所管:指導部高等学校教育指導課)
 教育モニターアンケートは公開を前提にしたアンケートであるのに対して、「江戸から東京へ」に関するアンケートは公開を前提としているものではないことから、「都民の意見」については公開できませんし、説明する必要もありません。



<増田のコメント>
 ムッ・・・ムムムムム・・・怪しいっ!? 「公開を前提としているものではない」「『江戸から東京へ』に関するアンケート」って、いったい?

 そんな「公開を前提としているものではない」アンケートなるものを、どうして、「都民の意見」を出した人は知ったわけ? いつ、どこで、募集していたの? 普通は誰にも分からない「公開を前提としているものではない」アンケートなるものを、都教委は、いつ、どこで、どういう「都民」に出して、どういう「都民」の回答を得て、その「都民の意見」を参考にして、マ証言のような「歴史偽造」服毒本を作成したのでしょうかねぇ?

 ムッ・・・ムムムムム・・・分からん・・・どなたか、この、ナゾについて御推理できたら、どうぞ、教えてください!

追伸 その1
 その上、この、産経新聞に絶賛されたマ証言
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120330/edc12033008120003-n1.htm
大見出し:「日本は自衛戦争」マッカーサー証言 都立高教材に掲載 贖罪史観に一石

などの平成23年度版の「改定」押し込み箇所については、実は執筆者も監修者も誰一人知らないうちに、都教委の誰かが・・・もちろん、都教委指導部高等学校教育指導課の誰かであることは分かりますが・・・書き加えちゃったものであることが、3月16日の都議会文教委員会の畔上三和子都議(共産)の質疑で明らかにされています。
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/bunkyo/d3030259.html

この中で大原教育長(当時)は、以下のようにも言明しています。

「一方的に日本が侵略をしたとか、そういう特定の考え」

追伸 その2
 この日の要請の中で、都教委が「拉致家族会」・「救う会」作成の「拉致被害者早期実現のための署名」を、校長を通して勤務時間中に教職員にやらせていた、という大問題も追及しましたが、それについては、後日、東京都学校ユニオン副委員長の田畑和子さんから報告があると思いますので、楽しみに(笑)お待ちください!