俵様 RE: 都教委の高校教科書採択介入を許さない! 9 ・ 11 緊急集会 9/4

俵義文様
 こんにちは。増田都子です。「東京都教育委員会による高校教科書採択への不当な介入」は「言語道断」ということに全く同感です。
ただ、一箇所、以下の点は的外れではないかと思われます。

こうした行政による現場への介入、最高裁判決をも無視した「日の丸・君が代」問題に対する姿勢は許せません。

 あのぉ〜・・・「(都教委は)最高裁判決をも無視した」と書かれていますが、今までの、全ての「『日の丸・君が代』問題に対する」「最高裁判決」は、「都教委による『日の君』強制、10・23通達を合憲・合法」としています。

 ただ、本年1月16日の最高裁判決では「10・23通達は合憲合法だから、一番軽い処分である戒告処分は合憲合法、しかし、減給以上は不利益が大き過ぎるから、秩序を大きく破壊せず、オトナシク座っているだけの場合は裁量権乱用の違法行為となり、やってはいけない」として、減給以上の処分は取り消したので、都教委にとっては、気に食わないところだろうとは思いますが・・・

 しかし、最高裁判決の全ての「『日の君』問題に対する姿勢は」、まことに遺憾ではありますが、「強制の10・23通達」を是認、すなわち『行政による現場への介入』を肯定・支持しているのですから、「(都教委が)最高裁判決をも無視した『日の丸・君が代』問題に対する姿勢」という文言は全く成り立たないもので、こんなことを言えば、都教委にバカにされるのではないでしょうか?

 もしかして、俵さんは補足意見にリベラルっぽい(笑)美辞麗句がちりばめられていたことを指していらっしゃるのかもしれませんけれども、あれは「最高」裁裁判官としての少々の疾しさから、あまりにも露骨に突き放すのはまずいから、原告や支援者たちに少々は慰撫・慰藉サービスしておこう、というだけのことでしょう。

 いずれにしろ、補足意見などは「最高裁判決」を変えるものでは全く、ないのですから「(都教委が)最高裁判決をも無視した『日の丸・君が代』問題に対する姿勢」を取った事実は無いので、こういう文言は使用しない方がいいのではないかと思われます。

*日時 9月11日(火)18:30〜

*場所 岩波セミナールーム(神保町岩波アネックスビル3階)

(地下鉄神保町A8出口下車1分 岩波ブックセンター裏)

*報告

(1)都教委の教科書採択への不当な介入について(都立高校教員)

(2)該当高校でおこった事実について(都立高校教員)

(3)都教委の採択への介入は許さない(出版労連)

(4)都教委作成「江戸から東京へ」現場からの批判(都立高校教員)

(5)最近の右派勢力の動向について(俵義文)

*資料代500円

 *主催 子どもと教科書全国ネット21 03−3265−7606

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