都教委糾弾ビラまき「石原都知事の妄言・暴言に抗議する!」 3/25 |
皆様 <石原都知事の妄言・暴言に抗議する!> ★南京の出来事は、まさに「大虐殺」! 2月20日に河村名古屋市長が「南京大虐殺はなかった」と発言したことに関して、石原都知事は同月24日の定例記者会見で、河村発言を全面的に擁護しました。「1973年12月から翌年の2月まで日本軍が南京で行ったことは、『大虐殺』ではない」と言うのです。 しかし、南京での出来事が「大虐殺」と言われるのは、それは第一に、少なく見積もっても「20万人以上」という被害者(死者)の多さによりますが、それだけではありません。ハーグ条約で禁止されている捕虜に対する処刑を含め、無抵抗の民衆に対する無差別な大量殺人が行われたからであり、さらには強姦及び強姦殺人という、女性に対する性犯罪が大々的に行われたからです。だからこそ、この事件は、単なる「南京事件」ではなく、「南京大虐殺」と呼ばれるのです。 これが事実であることは、南京市民の証言だけでなく、当時、南京に踏みとどまっていた欧米人の多数のリアルタイムの記録や、日本軍将兵の多数の陣中日誌などが証明しています。また、「大虐殺」は、東京裁判で認定され、1951年のサンフランシスコ講和条約において、「日本政府は東京裁判(判決)を受諾し」と記されているように、日本政府自身が公的に認めた歴史事実です。石原知事の 無知は、若い芥川賞受賞者に嘲笑されても、当然というべきでしょう。 ★石原都知事に「公務員」の資格はない! 増田都子さんはじめ、教職員への不当処分を撤回せよ 日本国憲法は、侵略戦争に対する反省のもとに成立し、公務員に対して、「憲法遵守擁護義務」を課しています。にもかかわらず、石原知事は、侵略戦争下の大虐殺の歴史事実も否定し、最近では「憲法を直ちに破棄せよ」とまで言い出しています。つまり、「最高法規=最高ルールを破棄せよ、おれは最高ルールを守らないよ」と暴言したのです。このような人物は、東京都知事はいうまでもなく、公務員としての資格、資質を根本的に欠いています。 石原知事は、このような反憲法の立場から、東京都の教員に「日の丸」「君が代」を強制したり、侵略戦争を正当化する扶桑社・育鵬社教科書を押し付けるといった反動教育行政を続けてきました。石原知事は憲法違反の教育行政を反省し、扶桑社教科書批判を行ったために不当免職された元九段中学校社会科教員・増田都子さんをはじめ、「日の丸・君が代」不起立等で処分された良心的な教員に対する処分を、直ちに撤回せよ! |