都教委は、盗用資料掲載の育鵬社教科書を
「適正かつ公正に採択」した?
★本年6月14日の都教委要請に、厚顔な回答!?
育鵬社は扶桑社の完全子会社です。扶桑社教科書が侵略正当化の「歴史偽造」教科書として、あまりに評判が悪かったため、別会社を作って出版しました。しかし、内容は変わらず、「歴史偽造主義」教科書です。こんな教科書を都立の中学生に押し付けていいのでしょうか? 以下、当日の質問と、都教委の回答です。
*上記7月28日の委員会において採択された育鵬社歴史教科書については、P77図版「15世紀の東アジア」は日本文教出版(旧大阪書籍)2006年度版P62「15世紀の東アジア」図版の盗用であると指摘され、P197「有権者数の変化」のグラフについては、2002年度版帝国書院歴史教科書の「有権者の増加」グラフの盗用であると指摘されている。
ア、 以上の盗用問題についてはインターネットなどで広く公表されているが、貴教委はこの盗用問題を知っていたか、それとも知らなかったのか、明らかにされたい。
イ、 知らなかった場合、盗用図版、盗用グラフを載せるような教科書は、中学生の教科書として相応しくないと判断できるはずであり、採択を撤回し、採択やり直しのための委員会を開かれたい。
<回答 指導部管理課>
東京都教育委員会では、その責任と権限において、各都立中高一貫教育校等の特色を踏まえ、主として各教科書を一覧にした教科書採択資料などを参考として、各委員が総合的に検討を行った上で、各都立中高一貫教育校等に最も適している教科書を適正かつ公正に採択しています。
質問に答えていない回答自体、都教委指導部の日本語読解能力の欠落を示しているものですが、ハッキリしていることは、東京都教育委員会は盗用資料を掲載した教科書を子どもたちに押し付けるべく採択決定したことを「適正かつ公正」と居直っていることです。
こんな人々が、「子どもたちに法規範意識が弱いから法教育をやらなければいけない」「子どもたちの道徳教育を強化しなければいけない」などと言っているのは、盗っ人猛々しいというものです。
都教委は、「不適正かつ不公正な」歴史偽造の育鵬社教科書採択を撤回せよ!
☆都教委は「歴史偽造」の扶桑社教科書批判を教えたことを理由とする増田教諭に対する不当免職を撤回せよ!
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