9月30日、都教委糾弾ビラまき「検定教科書に誤りがあるのを知らないのか?」に、ご参加を!10/9/28

 月末恒例件名ビラまきを9月30日(木)8:00〜9:00、都庁第2庁舎前で行います。酷暑に呻いていたら、今度はもう寒くなるという気候ですが、ご都合がつきましたら、どうぞ、ご参加ください!
ご都合のつかない方にも情報として受け取っていただけたら嬉しいです。

 今回ビラ内容は以下のように、都教委が裁判所に出した「検定教科書を批判することは許されない」という無知・無常識な主張への批判を中心にしました。


<東京都教育委員会よ、「検定を得ている教科書」に、違法=誤りがあることを知らないのか?>

●増田教諭「不当免職」撤回裁判における都教委の無知な主張

 2006年3月31日、増田都子教諭(当時・千代田区立九段中学校)は、全く何の問題もなく授業を行っていたのに、都議・古賀俊明の都議会文教委員会における侵略否定妄言&扶桑社歴史教科書への批判を生徒に教えたことで「公務員不適格」とされ、都教委により不当分限免職処分を受け、現在、撤回裁判闘争中です。

 都教委の裁判所での主張の中心は「文部科学省の検定を得ている」教科書を批判する「プリントを授業で配布するなど到底許されるものないことは全く明らか」というのです。しかし、有名な家永教科書裁判では、最高裁において少なくとも4箇所が「文部省の検定違法」! つまり、検定済教科書に誤りがあると認定され、確定しているのです。こんな有名な事実にさえ、都教委は無知なのでしょうか?

(97・8・30付け 朝日記事一面トップ「家永訴訟 4か所の違法確定」貼り付け)

 最高裁判決により、「検定を得ている」教科書の誤りを批判する「プリントを授業で配布するなど」「許されるもの」である「ことは全く明らか」です。扶桑社自身が扶桑社歴史教科書を「右より過ぎて採択が取れないから、今後は別会社を作り、別の教科書を出す」と公表している事実もあります。また、去年8月、都教委の扶桑社教科書採択にあたっては、資料に不適切なものがあったことが都議会で問題にされている事実もあります。

 無知・無常識の上、権力を乱用する「公務員不適格」者は都教委幹部のほうなのです。


●都教委は「歴史偽造」扶桑社教科書採択&増田教諭に対する不当免職を撤回せよ!

◎次回「不当免職、撤回請求」裁判、傍聴のお願い
   10月26日(火)15:00〜東京高裁822号法廷(結審)
                 地下鉄霞ヶ関駅 A1出口