西宮「水曜デモ」での「在特会」の暴行を糾弾する! 10/1/16 |
皆様 「在特会」の暴力はエスカレートしていく一方のように感じます。ただ、「会員数7600名を超える日本最大の保守系市民団体となった在特会」などと言っているのは、彼ら特有の妄想表現のような気がするのですけど・・・ 13日、関西の「慰安婦」問題各連絡会は、阪急西宮北口のロータリーで午後6時半より、第900回目の「水曜デモ」に連帯し、合同の「水曜デモ」を行ないました。 日中雪が舞う寒い中ででしたが、京都、大阪、神戸などからみなさんが駆けつけてくださり、およそ30人あまりの「水曜デモ」となりました。 ところが終盤になって宝塚方面から来た「在特会」が約30名が、警察の制止を跳ね除け、集会の中心のロータリーになだれ込みました。 いつもの事ですが彼らは「朝鮮人帰れ」「慰安婦は売春婦帰だ」「外国人参政権反対」売国奴小沢一郎」などと、大口スピーカーで怒鳴りまわめきながら、女性に体当たりしたり、口々に罵声を浴びせ、私たちが展示していたパネルを剥ぎ取り、足で踏みにじり、横断幕を奪い取ろうとしました。 そしてあろう事か、暴徒化した彼らは、1人でいた人や、写真を撮っていた人に襲い掛かり、引き倒し、羽交い絞めにし暴行を加えたのです。 この暴力によって1人の青年が後ろへ引き倒されて腕を怪我し、近くの病院で手当を受けたところ骨折はなかったものの、全治2週間の診断されました。 これまで「在特会」は秋葉原での1人の青年への暴行を除き、表向きは「合法主義」を標榜し、口先での暴力、また京都の朝鮮初級学校などでの物への運び出しなどはやるものの、運動の側への直接的、肉体的な暴力は行なってきませんでした。 しかし、今日彼らは、とうとう現代のSA・ナチス突撃隊、彼らのスローガンでもある「行動する右翼」の本質をあらわにし、その牙をむいて私たちに襲い掛かったのです。 彼らは、「政権交代」の中で「これまでの右翼は何もやってこなかった」と孤立感を深め、次期国会で提案される「在日外国人参政権問題」、そして「慰安婦」問題における全世界的世論の高揚、そしてとりわけ一昨年宝塚市議会での意見書の可決から、短時間で15都市にも及んだ「慰安婦」問題の解決を求める日本の良識の浸透などによってより危機感を強め、ナチスの「ウソも100回つけば真実になる」を実践するかのように、職を失った若者などを組織化し、公表ですが7600名もの会員と行動力を持つまでに至っています。 確かに市民運動の一部では「彼らの運動は一時的な現象でしかない」、「本質的には脆弱だから無視すればいい」などと語られているようですが、実際今日、彼らは物質力を持って、その牙を私たち市民運動に向けて襲い掛かってきたのです。 今日、彼らは東京からの応援を受け、大阪の「毎日放送」への嫌がらせ行動、宝塚での「市議会議員落選運動」と称する嫌がらせ行動を行い、宝塚での行動が空振りになって、当初予定していなかった西宮に来て、傍若無人ぶりを発揮、そして明日14日は再び、京都朝鮮初級学校に押しかけようとしています。 彼らは「在日外国人参政権反対」、をメインスローガンにし、「朝鮮人は人間ではない」「部落解放同盟を人権を名乗る差別利権集団」と決め付け、日本に住む外国人に対し、「朝鮮は朝鮮に帰れ」、「シナ人はシナに帰れ」、「第三国人」と罵声を浴びせ、また「このままでは日本は韓国の植民地になる」などと、外国人観光客に対しても暴言を浴びせる始末です。 おそらく、今後、今日西宮で起こったことは、やがて全国各地で常態化する可能性があると考えています。 「在特会」は全国的な組織変更・強化を行なっています、その表れが今日の行動だったのかも知れません。 「慰安婦」問題、遺骨問題を含む戦後補償問題、民族差別・民族教育問題、マイノリティ問題、参政権問題、部落差別問題などに取り組まれているみなさん、そして宗教者のみなさん、ぜひ「在特会」に関心をお持ちいただき、、さまざまな運動の高揚と拡大によって、真実がどこにあるのかを彼らに知らしめ、この一部の歪んだ指導者に率いられた集団を社会的に包み込み、自主的な解体に追い込んで行きましょう。 私たちは彼らの暴虐にひるむことなく、今日、極寒のソウルで頑張られた被害ハルモニと固く連帯し、日本の公式な謝罪と賠償の実現、立法解決などをめざしこれからも頑張ってまいります。 |