「年金手当99円」問題、元挺身隊女性ら再審査請求へ 10/1/6 |
皆様 「年金手当99円」問題、元挺身隊女性ら再審査請求へ ◆会見で99円を見せるヤンさん=4日、光州(聯合ニュース) 【光州4日聯合ニュース】太平洋戦争中に勤労挺身隊として日本に強制徴用された韓国人女性とその遺族に対し、日本政府が厚生年金の脱退手当として1人当たり99円を支給した問題で、元勤労挺身隊の女性らが再審査を請求する方針を固めた。 市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」と勤労挺身隊として日本で働いた経験を持つヤン・グムドクさん(78)が4日、光州・西区の三菱自動車展示場前で記者会見を開き、再審査請求と今後の闘争計画を明らかにした。 出席者らは、「日本が昨年12月、終戦64年目にして厚生年金脱退手当としてわずか99円を支給し、元勤労挺身隊被害者らをばかにしている」と批判。元勤労挺身隊の女性を支援する日本の市民団体「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」と「名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟弁護団」の協力を得て、正式請求期限(1月15日)までに再審査を請求することにした。 また、賃金未払いなどに対する三菱重工業の謝罪を促す「10万人署名運動」を展開する一方、三菱自動車展示場前での1人デモ、勤労挺身隊写真展、全国の市民社会団体による共同対策委員会構成などの計画を明らかにした。 ヤンさんは会見で、「コメ1升も買えない金を支払うのは、『死ね』と言っているようなものだ。持って帰れ」と、99円を投げつけ、見る者をやるせない悲しい気持ちにさせた。 |