「朝鮮学校攻撃を許さない!12・22緊急集会」へのお礼とご報告 09/12/24 |
皆様 12・22京都集会も大成功だったようです! 在特会は、この集会への妨害活動はできなかったようですが、「1月も2月も(再度再々度!?)朝鮮学校を襲撃する」とか言っているんですね・・・「犯罪宣言」をしているものだと思いますけど・・・彼らは「罪特会」と、彼らの活動の実態に合わせた漢字を使うべきはないでしょうか? 【転送大歓迎 複数のメーリングに投稿しています。重複お許しを!】
追伸:メッセージなどは朝鮮学校を支える会・京滋のホームページに掲載しております。↓ http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaerukai.htm 昨日の京都会館での緊急集会には、一参加者として参加しました。(あくまで、私の個人報告であり、発言内容において解釈など間違っていたら、ごめんなさい。参加されていた方は、ご指摘ください。また、長文・ご容赦) 集会は、19時に始まり、まず、主催者(朝鮮学校を支える会・京滋)を代表して、仲尾宏さんが、差別禁止がなされていない日本社会で、今日の事態が起こっている、京都で起こった差別事件として、府も市も教委もこの問題に取り組むべきだ。そして、私たちは日本人の問題として今回の事件を許さない、朝鮮学校の苦難と栄光の歴史を踏まえ、在日は、地域、とりわけ日本の子どもとの交流も深めてほしい、私たちはそれを支える。在日外国人や日本のマイノリティの民族教育などの取り組みと連帯し、在特会を許さない闘いの中で、マイノリティと手を取り合い考える機会にしてもらいたいと挨拶された。 集会が、日本人が主体となる団体によって主催されたことの意義は大きいと思います。 つぎに、民族教育を少しでも理解するために、「ウリ(私たち)の学校」が上映され、朝鮮学校の日常が描かれ、生徒たちの明るい笑顔が、印象に残るものでした。そして、今回の12.4在特会の襲撃の場面のビデオが5分程度流されましたが、口汚い彼らの怒号、差別発言の連発は、ネット上で何度か観ましたが、改めてこの会場で観て、怒りがわき、これが子どもたちに浴びせられたと思うと、悲しくなるものでした。 そして、京都朝鮮第一初級学校の校長先生が、詳しい事実経過などを話された。 続いて、アボジ会会長が、60年前の阪神教育闘争当時と変わらない排外主義に怒りがわく、子どもを学校に通わすという当たり前のことに、大変なエネルギーを費やす。こんなことされたら転校させようかという思いが出てきそうだが、普通にこれからも通わせる。「在日でもがんばったら認められる」というが、これは、生まれながらに、スタートラインが後ろにあるようなものだ、それが当たり前だと錯覚させられる社会だ、しかし、そうではなく、一人ひとりの尊厳を守り教えてくれるのが学校だ。学校は、尊厳を守れるところだ。また、学校を守ることが、私たちを守ることだ。 次に、海外に滞在するため参加できなかった同志社大学の教員からの、「私の友人に手を出すな!」というメッセージが紹介された。 さらに、オモニ会の保護者の発言が続いた。「警備が厳しいこんな集会に子どもをつれて来れない保護者がいる。学校では、今も保護者らで警備をしている。休み時間に外であそべない状況がある。子どもの学ぶ権利を。」「37年間生きてきたが、こんな腹立たしいことはない。日本人がこんなことをするとは教えたくない。ともに地域で暮らしたい。ウリハッキョを守ってください。」 在日韓国青年同盟京都・副委員長は、自分は日本の学校で学んだ、ウリマル(母国語=朝鮮語)で話す今の朝鮮学校の子どもたちがうらやましいくらいだ。在特会は、子どもを攻撃し卑怯だ。「在日特権」を許さないというが、ほんとに特権のある米軍や日本の支配層などをなぜ問題にしないのか。勇気も正義も理想もない人たちだ。彼らを暴力でとめることはできない、また、見過ごすこともできない。やはり、日本人朝鮮人が手を取り合って理解し合い、学校を守っていく、そこから社会を変えたい。 そのあと、日本人側からの発言として、 東アジアの平和と朝鮮半島の自主的平和統一を目指す京都ヒューマンネットの方は、在特会は、日本の支配層の別働隊だ、学校を支えていくとともに、在日の諸々の権利についてともに闘いたい。戦争へ向かう日本社会において闘う中で、在特会に対する闘いも行なっていく。 朝鮮学校と交流する学生のネットワークであるFACEprojectの方は、一昨年の朝鮮学校弾圧以後に運動を始めたもので、事件後学校を激励した。今回のことは許せないが、私たちの無関心さなどが、在特会を生み出すのではないかと。 「心の教育」を許さない!市民会議の方は、汚い日本語を聞いて日本語を話すのがいやになる、在特会の言葉は戦争中の日本軍兵士のようではないか、実際に聞いたことはないが。日の丸君が代問題などを闘ってきたが、12.4の事件について、自分たちも何かいうべきだと思い、声明を出した。日本人が日本社会において生んだ在特会に対して、日本人が行動すべきだ、在特会はもう一人の私だと思う。 当日会場防衛に当たっていた、排外主義と闘うネットワーク関西の方は、12.4事件は、子どもに対する暴力であり許さない。4月に蕨市においてカルデロンさんの家に向かってデモした在特会、こんな集団を許してはならない。京都・大阪でも差別主義・排外主義を扇動するデモをやっている。こんな連中にデモをやらしてはならない。どのように包囲していくのか、社会的に封じ込めていく必要がある。 多くの発言者があったが、最後に、集会決議を大きく長く続く拍手で採択し、学校を守り抜くぞとシュプレヒコールをして、集会が閉じられた。 私は、一昨年の滋賀朝鮮学校への大阪府警弾圧を思い起こしながら、参加していたが、今回も、在日の差別に対する怒りと、民族教育を守り抜いている闘いに感動させられ、さらに、日本人が、緊急集会を成功させ、今後の在特会の攻撃に対する陣形と、日本社会にある排外主義を打ち破る展望が確信できた。 サロン吉田山 |