「扶桑社教科書採択」都教委糾弾ビラまきにご参加を! 09/10/26

 毎月末の件名ビラまきを今月は28日(水)午前8時〜9時まで都庁第二庁舎前で行います。朝早くて恐縮ですが、ご都合のつく方はご参加ください。ご都合のつかない方は、どうぞ、情報として知ってください。

 PDFにするという技術がないため、「東京都の教科書調査研究資料」01(H13)年版と本(H21)年版の扶桑社歴史教科書の該当箇所をお示しすることができなくて残念ですが、これが全く同じ!? なのです。扶桑社は01(H13)年版教科書は04年に改訂したので、本(H21)年版のものと調査研究資料が同じになるはずがないのに・・・

 実に奇怪!? な教科書調査研究資料に基づいて、6人の東京都の教育委員は全く一度も協議することなく、8月14日の委員会で、いきなり投票し、扶桑社歴意教科書を「最も適切な教科書」として採択していたのです。以下、ビラ内容の一部をご紹介します。


都教委はデタラメな扶桑社歴史教科書採択、
       増田免職処分を撤回せよ!(2)


*都教委、今は出版されていない旧版扶桑社歴史教科書を採択!?
 都教委は「東京都教科用図書選定審議会から答申された教科書調査研究資料を検討していただいた上で」教育委員が「最も適切な教科書」として、扶桑社歴史教科書を「適正かつ公正に採択した」といいます。では、右の二つの「資料」を見比べてください! 上は平成13(2001)年、下は本年(平成21)の「教科書調査研究資料」です。全く同じ・・・

 しかし、扶桑社教科書はあまりに評判が悪く採択率が低かったためか、平成17(2004)年に改訂版を出しました。つまり、平成13年の「資料」と本年の「資料」が全く同じになるはずはありません。実際、下の●印を付けた日本武尊、弟橘媛、武田勝頼、伊達政宗は、来年度使用改訂版扶桑社教科書に無し!? これはスペースの関係から、ほんの一例です。

 これが意味することは、東京都教科用図書選定審議会は、生徒が実際に使う教科書を全く調査しておらず、古い旧版教科書の「資料」のコピーを新版教科書の「資料」として「答申」し、東京都教育委員会の6人の教育委員はそれに全く気づかず・・・だまされて? 扶桑社教科書を採択した、というデタラメさ。

 つまり、都の教育委員たちは今は出版していない旧版扶桑社教科書を採択した!? わけです、8月14日の教育委員会で何一つ検討せず・・・この採択は無効! 撤回せよ!


*都教委は扶桑社教科書批判を理由の増田教諭免職処分を、直ちに撤回せよ!
 侵略正当化教科書として国内外に悪名高い扶桑社歴史教科書や侵略否定の妄言都議を「批判」して授業をしたことは、全く正当です。これを「誹謗」などとした都教委の増田都子教諭(当時・千代田区立九段中学校)への分限免職処分は不当極まりなく、撤回せよ!


※ 01(H13)年版「東京都の教科書調査研究資料」は都立広尾図書館に行かないと見られません。本(H21)年版は都庁情報ルームで見ることができます。