関東大震災86周年第63回朝鮮人犠牲者追悼会 09/9/2 |
昨日9月1日11:56(地震発生時間)から開催されました件名追悼会に、「9条改憲阻止の会」の方から誘われて参加しました。以下、レイバーネットの下記サイトにMT氏の報告記事と写真が載っています。 http://www.labornetjp.org/news/2009/91memfunabasi 船橋市で86年目の関東大震災における朝鮮人の虐殺犠牲者を追悼 9月1日、関東大震災の記念日であると同時に朝鮮人虐殺86周年でもある。真夏の炎天下に正午から千葉県船橋市立馬込霊園では朝鮮総連千葉西支部の主催で第63回朝鮮人犠牲者追悼会が開かれ、約200名が参加した。参列者は在日朝鮮人を主体だが、恥ずかしい歴史を忘れまいと日本人も多数参列した。 少し補足しますと、日本人参加者は40人くらいだったでしょうか・・・写真にあるように、船橋市長、習志野市長、市川市長からの生花が飾られ、八千代市長、鎌ヶ谷市長からの弔電が来ていました。私は千葉県民となってから既に35年になるのですが、恥ずかしいことに、私の家からそんなに遠いわけではないこの霊園において、63年間もこういう追悼式が行われていたことを知りませんでした・・・情報がなかったのです。船橋市をはじめ、周辺自治体の広報にでも載せて知らせれば、もう少し、日本人も増えるのではないかと思いました。 以下、康春和総連西支部委員長の追悼の辞の全文(略訳となっていますが)を紹介しておきます。 「関東大震災朝鮮人虐殺86年に際し、私は在日本朝鮮人総連合会千葉県西部支部常任委員会及び、同胞の代表として日本帝国主義に対する限りない憤りをもって、虐殺された同胞に深い哀悼を表します。 関東大震災朝鮮人虐殺から86年、日本の敗戦から64年が過ぎた今日にいたるまで、日本政府は虐殺に対する謝罪すらなしに、厳然たる事実を覆い隠すばかりか、最近では歴史教科書から強制連行、従軍慰安婦問題ですら削除しようとしています。 今日、朝鮮と日本との関係は戦後最悪の状況に置かれ、そのしわよせは私たち在日朝鮮人にふりかかっています。日本政府は祖国と日本を結ぶ架け橋たる<万景峰92号>の入港を3年も阻止しているばかりか、最近は共和国に送る郵便貨物にも規制をするありさまです。 日本の民主主義と人道主義は何処にいってしまったんでしょうか。私は今日の追悼集会の名において、日本政府と日本の良心に訴えます。新しい日本政府は早く過去の清算を済ませ、朝鮮との国交を正常化し、アジアの平和と安定を築くべきです。また、在日朝鮮人に対する各種差別と抑圧を改めるべきです。 そうすることによって、日本はアジアと世界から信頼と尊敬を受ける国になると信じます。 虐殺された同胞のみなさん 祖国が統一された暁に、皆さんの遺骨を故郷に埋葬したします。その日が一日も早く来るよう、総連の愛族愛国事業を一層発展させていきます。どうか、その日が車で安らかにお眠りください」 何の罪もないのに、強制的に奴隷のように働かされた上、日本人に嬲り殺しにされた多くの朝鮮人犠牲者を思うと、「大日本帝国」時代の国家犯罪を何一つ清算しないまま今日まできた「日本国」の罪深さに恥じ入るばかりです。 民主党・鳩山政権が戦後補償に積極的に取り組み「過去の清算」を成し遂げて「日本はアジアと世界から信頼と尊敬を受ける国になると」期待したいのですが・・・ |