「再び『歴史偽造主義』教科書を採択するな」 09/7/27

 首切り記念!? 月末恒例の件名ビラまきを、31日(金)午前8時〜9時、都庁第二庁舎前で行います。以下、ビラ内容の一部です。中学歴史教科書採択で今回も、都教委は侵略正当化、「歴史偽造主義」教科書として悪名高い扶桑社歴史教科書を中学生に押し付ける危険性があるため、今月はそれを中心にしました、

 猛暑のみぎり、朝早くから恐縮ですが、ご都合つきましたら、ご参加ご協力を! ご都合のつかない方も、情報として受け取っていただけたら幸いです。 


<扶桑社「歴史偽造主義」教科書を 再び 採択するな!>

●扶桑社も認めた「右より過ぎ」教科書は、教科書「不適格」だ!

 四年前に東京都教育委員会は、都立養護学校や都立中高一貫校における歴史教科書として、あの日本の侵略戦争をあたかも「自衛の戦争、アジア解放の戦争」などと「歴史を偽造」する教科書として悪名高い扶桑社のものを、教員・市民の反対を押し切って採択し、中学生に押し付けてきました。

 この教科書の執筆責任者である藤岡信勝氏の07年5月31日付「「新しい歴史教科書をつくる会」会長声明によれば、扶桑社自身が、扶桑社歴史教科書は「各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が取れない」ということを認めていました。

 版元の扶桑社自身が現行の歴史教科書は『右寄り過ぎ』、つまり、教科書「不適格」だと認めており、しかも、「つくる会」の内紛により、今、この教科書は「出版差し止め」訴訟を起こされています。今回、新たな教科書採択時期に入りました。7月23日の会議は瀬古・内舘両教育委員の欠席で採択決定できず、決定は8月の会議になるようです。都教委は再び、これを「最も適切な教科書」として中学生に押し付けることのないよう要求します。

●正しい歴史教育を行った増田教諭の分限免職を撤回せよ!

 増田都子教諭(当時、千代田区立九段中学校)は、扶桑社も「右より過ぎ」ダメ教科書と認めた歴史教科書、及び都議・古賀俊昭(自民)の都議会での侵略否定の妄言を、正しく「歴史偽造主義」と批判して生徒に教えたことで「公務員不適格」と「分限免職」されました。

 都教委と増田教諭と、どちらが「公務員不適格」か、歴史事実に照らせば明らかです! 都教委は扶桑社歴史教科書の採択をやめ、直ちに、この増田教諭に対する超不当免職を撤回せよ!