高麗博物館講座『在日の今を語る』報告 09/4/19 |
添付ファイルに詳しい報告がありますが、最初と最後の部分だけご紹介します。ご興味のある方は、添付ファイルで全文お読みいただけたら幸いです。 昨日(09年4月18日)は高麗博物館連続講座2009「在日の今を語る」第1回、梁 澄子(ヤン・チンジャ)さん「私をつき動かすもの」に参加しました。 ゆとりを持って行き、展示でも見てから講師のお話を聞こうなどと思いながら、やっぱり新大久保の博物館に着いたのは定刻10分前の17:20。狭い会場は、もう、席にそんなにゆとりはありません。定刻には博物館会員の方を中心にぎっしりとなりました。60名ぐらいの参加者でしょうか。最初に名誉館長であり「日韓100年市民ネットワーク」の共同代表である宋富子(ソン・プジャ)さんからご挨拶がありました。この講座は、もう4年目に入るそうです。 講師の梁 澄子さんは「人生を50年生きて」と語られましたから、50歳でいらっしゃるかな? とっても魅力的なパワフルな女性です。小学校から高校まで朝鮮学校に通い、明治大学文学部を卒業、朝鮮語教師、通訳・翻訳業をしながら、在日の「慰安婦」被害者・宋神道さんの支援に関わり、現在、ソウルの「戦争と女性の人権博物館(WHR)日本建設委員会」代表として、たいへん多方面にご活躍中です。 お話は、@両親が渡日された経緯、A民族学校を出られた半生のこと、B宋神道さんの支援の映画『オレの心は負けていない』のことなど、の3点が中心でした。 韓国では、名乗り出た被害者は238人、現在、生存者は93人だそうです。韓国で『戦争と女性の人権博物館』建設の中心になっているユン・ミヒャさん、ユン・ジョンオクさんは、被害者のカン・ドッキョンさんの苦しみぬいた凄絶な闘病と死に『ハルモニの遺志は継ぐから、楽になってください』と誓われたそうです。半世紀も沈黙を余儀なくされ、しかし、勇気を持って名乗り出、受け入れてくれる人たちがいて、被害を回復していき、「過去は恥ずかしくない」と自分たちの人生を誇らしく思えるようになり、「同じ被害を二度と出さないように」と未来の平和のための活動家となっていらっしゃる被害者たち。 その遺志の実現のための博物館は独立公園内に作ろうとしていることで、現在、独立運動顕彰団体の方たちの反対で困難があるようですが、なにより、やっぱりお金がネックとか・・・必要総額3億円のうち、日本では1億円集めようというのが目標ですが、集まっているのは、まだ2千万円・・・んーーー・・・あちこち出費がかさんでいる私メですが、ここまで聞いた以上はカンパしないと・・・ ここで、私の闘いについて「ヤン・チンジャさんが言われていた正しい歴史教育をしたために、右翼の石原知事支配下の都教委によってクビになった社会科教員です」とアピール。裁判闘争を闘いっていることを話し、皆様の共感を得ました。持って言った『たたかう! 社会科教師』(社会批評社)&韓国の3つのテレビ局・英テレビ局の増田報道DVDも完売! また、古野恭代さんは「マンガン記念館」再建についてのパンフを配りながらアピール、こちらも、大いに共感を得ました。最後は、アリランの合唱でシメ! 皆様、ご都合のつきます方は、ぜひ、ご参加ください。本報告のように! きっと(おなかの中も含め!?)得るものが、とっても多いですよ。 |