都教育長「違法行為も虚偽答弁も何やってもよろし」と居直る 09/2/27 |
以下、本日の都議会本会議における伊沢都議と都教育長との質疑報告です。教育長の答弁は、記憶によりますので完全に正確なものではありませんが、ともかく、どんなに『違法行為』と司法に断罪されたって、「そんなこた、かんけーねー」!? というのが、東京都教育委員会の方針なのでありました。 <09.2.26都議会本会議、伊沢けい子都議質問> 『 次に教育長にお聞きします。都教委は教員の確保や30人学級の実現など都民にとって本来必要な教育環境整備には力をいれようとしない一方で、教育内容への介入や教員への思想弾圧などを繰り返し行っています。 先日も、職員会議での採決禁止や人事考課制度に異議を唱えていた都立三鷹高校の土肥校長の再雇用を拒否しました。なぜ、土肥校長の再雇用を拒否したのですか? 答えてください。これは権力の濫用ではないのですか? また都教委は、個人情報の漏洩を、法令を犯して繰り返し行い、これを違法に得た都議やマスコミは、教員への攻撃の材料に利用しました。去る2月16日の文教委員会のなかで、社会科教諭であった増田都子さんの個人情報を古賀、田代、土屋の三都議に提供したことについて、古館都議が「この行為は不適切ではないのか?」と追及したのに対し、「都教委は自らの裁量に基づいて情報提供した」と答えるのみで、適切化不適切だったかについて答えませんでした。再度お聞きします。これは不適切ではないのですか? さらに驚いたことに、都教委は三都議から求められたからではなく自主的に個人情報を提供したと主張しています。しかし、これは明白なウソです。求められもしないのに、特定の都議に情報提供するなどということが有り得るでしょうか? ここに、そのウソを示す証拠があります。 (文書を示しながら)これは管理課長の秦正博さん(注:現教育庁福利厚生部長)が裁判所に提出したものです。「管理課長(私)は、平成11年11月20日前後に、田代都議からの電話で、増田教諭の研修の実施状況を、土屋都議事務所へファクシミリ送付するよう求められました。また、指導企画課長(近藤精一さんですね)は、平成12年3月に、土屋都議からの電話で、増田教諭の研修の実施状況を、土屋都議事務所へファクシミリ送付するよう求められました。」 都教委は去る2月16日文教委員会での答弁は虚偽であったと認めますか? 最高裁でも違法ということが確定した個人情報漏洩について都教委および三人の都議は、過ちを認め、増田元教諭に謝罪すべきです。 答弁を求めます』 <大原正行教育長の答弁> ●土肥・三鷹高校校長に再雇用拒否について 『個人の評価にかかわることはいえません』 ●個人情報漏洩について いやはや・・・東京都教育委員会では教育長からして、「裁量権を濫用できる限り濫用して、違法行為もやりたい放題、勝手放題、ウソも言いたい放題でいいんだよ〜〜!? それで、司法によって『違法行為』と断罪されたって、税金で尻拭いすればいいんだからね〜〜!? これからも裁量権があることをいいことに、違法行為のやりたい放題、勝手放題、ウソはつき放題に、やっていくもんね〜〜!?」と議会で公言したわけです。 生活者ネットの議員の質問に対して都教委は「これからも人権教育をやっていきます」!? なんぞと答弁しておりましたが・・・自分たちは違法行為を行って他人の人権、プライバシー権を侵害しても平気のヘイザ!? 教育庁報No.540(P3)では「規範意識などの自由で公正な社会の担い手としての資質・能力の基礎を学校段階から育成するため、責任ある市民生活を送る上で必要となる身近な『法』に関する教育のカリキュラム開発や指導資料の育成とともに教員研修等を実施する」ですと!? あのねぇ〜・・・その「規範意識などの自由で公正な社会の担い手としての資質・能力の基礎を学校段階から育成」されないできたのが、大原教育長はじめ都教委の幹部たちでしょう? だから「責任ある市民生活を送る上で必要となる身近な『法』に」も無知で、東京都個人情報保護条例に反する違法行為を行っても平気な「無責任な公務員生活を送る」わけでしょう? さて、皆様、どのようにしたら、大原教育長はじめ高野指導部長、違法行為実行者の秦正博・現福利厚生部長など、違法行為やりたい放題の公務員たちに「規範意識」を身に付けさせるためのカリキュラム開発や指導資料を育成することができるでしょうね? |