「都教委糾弾裁判」傍聴&ビラまき参加のお願い 08/9/27

件名の以下の2件、ご都合つきましたら、どうぞ、参加ご協力をお願いします。

●裁判の傍聴参加を!
10月2日(木)、10時10分〜17時まで705法廷
  *当時の九段中校長
  *守屋一幸・当時の東京都教職員研修センター企画部企画課長
                   (現・指導部高等学校教育指導課長)
  *種村明頼・当時の東京都教職員研修センター研修部企画課統括指導主事
                   (現・杉並区教委、教育人事企画課長)

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●都教委糾弾ビラまき
9月30日(火)8:00〜9:00 都庁第二庁社前

「やっぱり、右翼都議と都教委の共謀!?
       増田都子教諭「不当免職」を撤回せよ!」

●処分は、古賀都議の介入で始まった!
 9月8日午後1時半、東京地裁の631号法廷は傍聴者でギッシリ埋まりました。増田教諭は授業で扶桑社教科書と妄言都議を批判したことをきっかけに06年3月31日、都教委によって、「教育公務員としての資質に欠ける」と「分限免職」の処分を受け、33年間の中学校社会科教員の職を奪われました。

 彼女はこの処分を不当として東京地裁に提訴。この日は、この処分に中心的に関わった二人の都教委側証人尋問でした。当時の都教委指導部義務教育心身障害教育指導課長の大江近(現・渋谷区立上原中学校校長)、同都教委人事部職員課係長の樋川宣登志(現・世田谷区立八幡山小学校副校長)です。

 大江証人は語りました。「この問題を知ったのは、古賀議員に呼ばれ、当該の教材プリントを示され、非常に問題だと指摘されたことが最初で、それから千代田区教委に調査を命じました」。彼は古賀俊昭都議の要請に従うことが当然のことであったかに語りました。

 しかし、「都議の言うことだから」と、いそいそとそれに従うこと自体、外部からの教育への介入を防ぐべき都教委の任務を逸脱するものです。

 しかも古賀都議といえば、盟友の田代、土屋議員と共に「日の丸・君が代」の強制、扶桑社教科書の採択の推進、国立二小問題、七生養護学校問題、板橋高校卒業式問題など、至るところで教員弾圧の先頭にたっている右翼反動議員の急先鋒です。

●「侵略否定」への正当な批判が、処分されるべき「誹謗中傷=悪口」とは!?
 大江、樋川両証人は、「個人名や特定の企業名を挙げて歴史偽造主義という言葉を使っているから、処分に値する誹謗中傷、悪口だ」と答えました。しかし、「侵略否定」古賀発言は都議として都議会で行った「公的な」発言であり、単なるプライベートな私人としての発言ではありません。

 「歴史偽造主義」との規定も、戦後の歴史学会の通説、「戦後50年、60年の国会決議」、歴代首相の謝罪発言等々から見ても、また「扶桑社」の教科書もその採択率があまりにも低くて、扶桑社自身が「右寄り過ぎ」と言明していることから見ても、単なる「悪口」」ではなく、正当な「批判」であることは明白です。

 ところが大江や樋川は、「批判」と「誹謗」との区別も明確に示すことができなかったのです。こんなにも薄弱な判断力の持ち主こそ『公務員不適格』で免職!? に値するでしょう。それが校長、副校長のイスに座っているのですから・・・

 不当極まりない増田都子教諭「免職」は撤回すべし!