上智大の増田の授業に対する学生の感想 08/7/23

●上智大学生のリアクションペーパーが届きましたので、ご紹介します。
http://www.geocities.jp/kenkyokatoren/08kirijingensyariap12.html

●担当教授のコメント
 若者たちが日本の近現代史についてもっている認識のサンプル、また人間の集団というものは、公権力ですらも他者排除・抑圧の構造になりうるということ、増田先生のようにそうした現実に対して自由を求めてたたかう人にについて彼らがどういう印象をもったかについての資料という意味で提供させていただきます。

●4番目の学生が「増田さんは講義のはじめに『今日は、私のしていることが正しいのか正しくないのかを、皆さんに判断していただきたくて此処にきた』とおっしゃいました。」と書いていますが、誤解があるようです。

 私は、学生たちの興味・関心を喚起するため、授業の初めに以下のように言っておきました。
 
「都教委は私を『公務員不適格』として、つまり『ダメ教師(『教員』と言ったかな?)』として首にしたんですが、本当に私が『ダメ教師(教員)』かどうか、ぜひ、直接、あなた方の目で見てください」

 私は、学生に限らずら他人に「私のしていることが正しいかどうか、判断してもらおう」なんて考えたことはありません。教師が「真実を教えること=真実を歪め、偽造するものを批判することを教えること」は、全く他人に判断してもらうまでもなく「正しいこと」ですから、私は、およそ他人にそんな判断を求めることは有り得ません。