韓国SBSテレビのインタビュー 08/7/22

 先週、韓国KBSテレビで竹島問題=教科書問題についてのインタビューを受け、20日(日)に韓国で放映されたそうです。本日は、韓国SBSテレビでも同問題についてのインタビューを受けました。これは来週水曜日、23日に韓国で放映されるそうです。

 でも、まことに遺憾ながら、日本には真に「ジャーナリスト」といえる記者は本当に少ないようです。特に大マスコミには・・・本日発売の週刊朝日「なんと80%が『反日』・・・いまさら『竹島問題』が沸騰する韓国のお家事情」という記事を読んで、「いまさら」ながら、つくづく、それを感じます。

「・・・この結果、発表された解説書から『日本固有の領土』という表現は削除され、『わが国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違がある』という表現にとどめられた。・・・それにしても『主張がある』という記述だけで”反日”に火がつく韓国には大人になってもらいたい。」というのが、この記事の結論でした。

 指導要領解説書には「『主張がある』という記述だけ』ではなく、それに続いて「北方領土と同様に我が国の領土・領域についても理解を深めさせる」・・・と記述することとなった、という事実を意図的に落としているのでしょう。まさか、これが読めなかったはずはありませんから。

 解説書は「北方領土は我が国固有の領土」と、その記述の前に明記しているのです。「北方領土と同様に我が国の領土」と明記すれば、竹島は「北方領土と同様」「我が国固有の領土」と教えよ、と明記したのと「同様」なわけです。つまり、竹島(独島)はカイロ宣言・ポツダム宣言に言う「暴力及貪慾ニ依リ日本國ノ略取シタル」土地には当たらない、「我が国」の昔からの正当な領土と教科書に明記し、子どもたちに教えよ、と日本政府が命じた、というのが、この改定され、2年後の実施を待たずに来年から先取り実施する学習指導要領社会科解説書なのです。

 日本人は歴史事実を教えられていないから知らない→知らないから、平気で被害者の癒えることのない傷口に塩をすり込むようなことをする→被害者が声を上げる→「こんなことぐらいでなんだ」と反発する→いつまで経っても、問題の本質を知ろうとしない→知らないから・・・という悪循環。「大人になって」いかなくてはならないのは、どこの国なのでしょうか?

 これでグローバリズム社会の中で、日本人が国際人として隣国の人たちと共に生きていけるのか? ちょっと考えただけで分かりそうなものですが・・・「真の国益」ということを本当には日本の政治屋たちは考えることができない、そして、そんな「政治屋」を選び続ける日本人・・・これも、前記悪循環の結果なんですけど・・・

 その悪循環を断ち切るために正しい歴史認識を育むという当然の教育をした教員である私・増田の首を「都教委=文科省のお先棒担ぎ」は切りました。そして日本のメディアは、これを黙殺することで、正しい歴史認識を育む教育をする教員を学校から追放し、抹殺することに加担する→日本人は歴史事実を教えられていないから知らない→知らないから・・・いつまでも悪循環・・・

 でも、なんとか、この悪循環を断ち切り、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」を実現するために、国内外で連帯しながら、考え得る、そして、できることは、何でもやっていきましょう!