毎月末恒例の都教委糾弾ビラまきを、今月は30日(月)8:00〜9:00都庁第二庁舎前で行います。ご都合のつく方は、参加ご協力お願いします。以下は、ビラの内容です。
「東京都教育委員会、違法」と確定!
都教委はコンプライアンス精神ゼロ、規範意識ゼロ!?
●増田都子さんの個人情報漏えい糾弾裁判、最高裁で勝利!
本年6月10日、元千代田区立九段中社会科教諭・増田都子さんの個人情報を都教委が土屋たかゆき、古賀俊昭、田代ひろしの3人の右翼都議に漏えいしたことにより、増田さんが都個人情報保護条例違反で告発していた裁判について、最高裁は都教委の上告を却下し「都教委の違法行為」による「賠償金22万円の支払い」命令が確定しました。
●違法行為実行者を都教委は「服務違反で処分しない」と明言
この違法行為を実行したのは当時の指導部指導企画課長・近藤精一(東京都教職員研修センター所長を退職し、現在、東京学芸大学教授!?)らです。この違法行為関係者は地公法第32条の「法令に従う義務」違反、第33条の「信用失墜行為」違反、第34条の「守秘義務」違反を行ったものであり、同法第29条の3の「全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合」に該当し、通常は「非違行為の服務違反」として懲戒処分の対象です。しかし、なぜか「処分はしない」と都教委は明言しています。
●教育長以下、コンプライアンス精神ゼロ、規範意識ゼロだった!?
当時の横山洋吉教育長(現在、東京信用協会理事長に天下り)は都議会で伊沢けい子都議に追及されても「適法」と居直ったばかりか、現・中村正彦教育長も、分別があれば中学生にも理解できる、この違法行為を、東京高裁で断罪されてもなお従わず上告までしたのですから、コンプライアンス(法令遵守)精神・規範意識ゼロだったことは明白です。
こんな連中によって、増田さんは社会科教師として「扶桑社歴史教科書は侵略戦争を『自衛の戦争』などとする『歴史偽造』の教科書ですよ」と真実を九段中の生徒に教えたことで「扶桑社教科書を誹謗中傷した」などとして戒告処分を受けた上に授業を奪われました。
その上、この違法行為実行者の近藤精一・研修センター長の下で、懲罰長期研修を強制され「個人情報保護の大切さについて研修せよ」などという研修テーマを課されたわけです。個人情報漏洩犯が「個人情報保護の大切さについて研修せよ」と被害者の増田さんに命じていた!? そして、都教委はその後も増田さんの個人情報を漏えいする「非違行為」を続けていました。(05年8月31日付産経新聞記事にその証拠あり!)
●非違行為を繰り返し反省がない都教委は、増田さんの免職を撤回せよ!
その他『たたかう! 社会科教師』(社会批評社)に詳細がありますが、とんでもない人権侵害研修でしたから「反省すべきは都教委のほうで、私ではない」と増田さんがレポートに事実をあげて書き続けたら「反省がない、公務員不適格だ、クビだ」となったのです。
しかし「反省がなく公務員不適格で、クビ」にすべきは、どちらか、この最高裁判決の確定で、確定! したのです。都教委は増田さんに謝罪し、ただちに免職を撤回せよ!
(都教委は6月20日、「カネ(※都民の税金)は払うが謝罪はしない。なぜなら、判決文に『謝罪せよ』とは書いてないから」と明言し、規範意識ゼロ!? を、ここでも証明)
●裁判傍聴を!
不当免職撤回裁判 7月10日(木)11:30〜東京地裁705号法廷
|