増田の近現代史講座のお知らせ 08/4/22

以前もお知らせしましたが、近づいてきましたので再度、お知らせします。件名の第11回近現代史講座を以下のように行います。

●4月26日(土)14:00〜
●我孫子栄光教会(湖北駅南口、徒歩3分)
●第二次世界大戦
●内容
 映画「我が闘争」を1時間、鑑賞した後、なぜ、日本はアメリカとの戦争に突き進んでいったのか、昭和天皇や陸海軍首脳、各大臣の言行を基に考えていきます。

 映画「我が闘争」はDVDもありますので、ご覧になった方も多いかと思います。自らもユダヤ人として亡命せざるを得なかったエルヴィン・ライザー監督が「ナチスの犠牲になった全ての人に捧ぐ」として、1960年にナチスの宣伝映画などを基本に編集した全て実写の長編ドキュメンタリーです。

 授業では時間の関係から全部見るわけにはいきませんので、私が思い切って短縮ヴァージョンにした(ライザー監督様、お許しを)ものを見るのですが、前回の天皇の軍隊による「侵略 パート1」同様、人間がここまで残虐になれるものかと、見るにはあまりにも辛いものがあります。しかし、その中でも命を懸けたレジスタンスは繰り広げられたのです。

 これらを私たちは知る権利があり、また知る責務があると考えます。また、このような言語に絶する人権侵害を受けたユダヤ人が造ったイスラエル国家が、パレスティナの人々にまた同じような虐殺、人権侵害をし続けている状況は、いったい、何なのだろう? とも考えさせられます。

 天皇・陸海軍首脳、各大臣の当時の言行録、特に大日本帝国の統治権を総攬し軍隊の最高統率者であった昭和天皇のそれは、絶対に子どたちが手にする教科書には載りません。昭和天皇が登場するのは「戦争を終わらせてくれた」というところだけですから・・・中学校学習指導要領・社会科「内容の取り扱い」には、チョー!? しつこく、執念深く「高度な内容や複雑な社会構造に深入りすることは避ける」と明記してありますので、これに抵触するのでしょうか? でも、これは全く「高度な内容」ではなく、なぜ、アメリカとの無謀な戦争に国民を駆り立てたのか、彼らの言行を見ないでは理解できるものではありません。

皆様
 どうぞ、ご都合の付く方は、ご参加ください!