右翼出版社、展転社、3たび敗訴! 07/11/5

 皆様、新聞各紙の報道をすでにご覧になっていることと思いますが、亜細亜大学教授・東中野修道(おさみち)が展転社発行の著作において、南京虐殺の生き証人である夏淑琴さんに対して名誉毀損の人権侵害をしたことが、東京地裁で断罪されました!

 展転社は、あの3悪都議(土屋たかゆき・古賀俊昭・田代ひろし)の私への誹謗中傷デマ本によって本年4月にも東京地裁において、私への名誉毀損の人権侵害が認定されています。この出版社は、以前も南京虐殺の生き証人である李秀英さんを「偽証人」などとした本で「名誉毀損」の人権侵害が確定していますが、また今度は悪名高いウヨク学者!? 東中野修道(おさみち)が南京虐殺を否定する『「南京虐殺」の徹底検証』という本の中で、やはり生き証人である夏淑琴さんを「偽者」と書いていたことで、夏さんから名誉毀損で訴えられていたのです。

 2日(金)は、その判決日で、私も傍聴に行きました。35席の傍聴券を求めて並んだのは80人余です。私はクジ運が悪く、こういう倍率で当選したことはまったくないんですけど、今回は本当に「初めて」と言っていいぐらいで当選し「夏さん全面勝利」の判決を聞いたのでした。

 裁判長が読み上げた判決要旨は「夏さんが、8歳の時に日本軍による一家虐殺の中で、銃剣で刺されながら一人だけ生き残った本物の生き証人であることは真実で、この本に書いてあることは真実ではない。それは、注意して原資料(マギーフィルムの解説文)を見れば当然、理解できることである。東中野修道の著述は『学問研究の成果に値しないと言っても過言ではなく、(夏さんは)被害者として知られた人物で、名誉感情を著しく侵害した』として、展転社は、350万円、東中野は50万円を5%の利子をつけて払え」という内容でした。つまり、東中野なんて亜細亜大学の「教授」なんて肩書きを持っていますけど、そんな資格のない男だ、ということです。

 さて、これで展転社は、李さん・増田サン・夏さんと、3人に対する3冊の本が人権侵害本と認定された(ま、李さん以外は、まだ確定はしてませんけど)わけです。こんな人権侵害本出版社も、ちょっと珍しいですよね。

 また、傍聴席に、いわゆるネット社会で言われております「アホウヨ」という人種の一員で、私の免職裁判の時も、もちろん3悪都議糾弾裁判の時も、あの展転社の、私を誹謗中傷するデマ満載の俗悪本を手に持って裁判所前をウロウロし、一生懸命イヤガラセをして嬉しがってた者を見つけました。この夏さんの裁判でも展転社&東中野を応援するために、夏さん&支援者へのイヤガラセによく来ていたそうで、村田という者だそうです。オツムのヘアーの後退の程度を見まするに年のころ、50代後半というところでしょうか。

 それで判決後、法廷解散した時に、この者が私の前を通ったので肩を軽くポンポンと叩いてやり、声かけをしてあげました。

 「ムラッチー!? やーい!? アホウヨは負け続けだねー!?」・・・もちろん「ザマーミロ!?」なんて、品性のない言葉を投げつけるような真似はいたしませんでした。なのに、ムラッチーったら、口をへの字に曲げて、ソソクサと逃げていったのでありました。