9・12都教委要請行動にご参加を 07/9/11

 「けんり総行動」の一環として東京都学校ユニオンでは、9月12日(水)、14:50〜16:00まで、対都教委要請&糾弾行動を行います。要請場所は、第一庁舎25階115号室です。ご都合のつく方は、ご参加ください。

 以下、要請の一部をご紹介します。今度は、どんな迷回答をしてくれるか、楽しみです!?


<指導部管理課長殿>
 8月27日要請における『本年5月31日付「「新しい歴史教科書をつくる会」会長声明によれば、扶桑社自身が、扶桑社「つくる会」教科書は「各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が取れない」ということを認めている。版元の扶桑社自身が現行の「つくる会」教科書(扶桑社版)は『右より過ぎ』ダメ教科書だと主張しているにもかかわらず、貴教委は7月26日、6人の教育委員の満場一致で、何一つ論議せず、08年度の都立中高一貫校5校に採択する、という暴挙(愚挙)を行ったが、扶桑社自身が『右より過ぎ』すなわち『右翼偏向』と認める教科書を、「最も適切な教科書」と判断した理由を明らかにされたい』という要請に対し、貴教委は「指導部管理課」として、      

 「東京都教育委員会では、採択の対象とされている教科書並びに東京都教科用図書選定審議会から答申を受けた教科書調査研究資料及び教科書採択資料等を踏まえて、採択権者の権限と責任において適正かつ公正に採択を行っております。」

 と「回答」らしきものを出したが、これで「回答」になっていると本当に思い込んでいるとするなら、「指導部管理課長」は「日本語読解能力欠落の公務員不適格者」である。しかし、現在は、そのような者が貴教委の「公務員適格者」のようであるから、「指導部管理課」の日本語読解能力を勘案して、以下、再度、要請する。

@『教科書調査研究資料及び教科書採択資料等』は、それぞれ何年何月何日付で作成されているか。明らかにされたい。

A上記2種の『資料等』に、「本年5月31日付『新しい歴史教科書をつくる会』会長声明による、扶桑社自身が、扶桑社『つくる会』教科書は『各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が取れない』と明言した」という情報が入っていたか、いなかったか、明らかにされたい。

B読売新聞社長・渡辺恒雄氏は「靖国神社の中にある遊就館に展示されている資料はあの戦争が『自存自衛』の戦争としており・・・靖国神社と遊就館の観点は誤ったものである。」(8月10日付北京週報)と語っているが、扶桑社の「右より過ぎて各地の教育委員会の評価は低い」歴史教科書は、まさに、この「あの戦争が『自存自衛の戦争』」と明記したもので「誤ったものである」。このような教科書を採択したことが「適正かつ公正」であると強弁する理由を明らかにされたい。