都教委糾弾ビラまき、ご協力を! 07/8/29

「3月31日クビ切り記念!?」として毎日月末に、都教委糾弾ビラ配布をしていますが、今月も31日(火)、午前8時から9時まで都庁第二庁舎前で行います。ご都合のつきます方は、どうぞ、参加ご協力お願います! 以下、ビラの内容をご紹介します。

<都教委による不法行為、 最高裁で確定!
 都教委による個人情報漏洩、東京高裁で『不法行為』と断罪!>

●不法行為を繰り返して恥じないのが東京都教育委員会か!?
 本年7月20日、最高裁は、東京都障害児学校労働組合が教育研究集会を行うにあたり都立王子養護学校校長に施設使用許可を申し出たことに対し、これを拒否したことを「裁量権乱用の不法行為」と断定し、「損害賠償金11万円とその遅延損害金の支払い」命令を出した東京高裁判決を支持し、都教委の上告を受理せず、都教委および当該校長の『不法行為』が確定しました。

 本年2月14日には、東京都学校ユニオン委員長・増田都子さんの個人情報を、右翼3都議(土屋たかゆき・民主、古賀俊明・自民、田代ひろし・同)に都教委が漏洩していた件で、東京高裁は『不法行為』と断罪しました。その判決には以下のようにありました。
『本件情報提供は都教委が自らの裁量により保有する個人情報を本件議員らに情報提供したものであるところ、本件全証拠によっても、そのような裁量に基づく本件議員らに対する本件情報の開示を適法と認めるに足りる法令上の根拠は存在しない。』

 これは、2004年9月29日の都議会本会議において、伊沢けい子都議が横山洋吉教育長(当時)を追及した際の「適法」という答弁が、いかにデタラメで、不法行為を東京都教育委員会が組織的に行いながら都議会で正当化していたか、ということを痛打するものでした!

 現在の都教委(委員長・木村 孟、委員長職務代理者・鳥海 巖、米長邦雄、委員・内館牧子、熏竦゚三、教育長・中村正彦)は『不法行為』を『不法行為』と認識する能力が欠落しているのでしょうか? こんな人々が、増田都子さん(当時・千代田区立九段中学校教諭)を『公務員不適格』として『分限免職』という連続『不法行為』を行ったのです。
 都教委は、直ちに『不法行為』を停止し、増田さんの免職を撤回せよ!

●都教委は「扶桑社の『右より』偏向教科書」採択を撤回せよ!
 扶桑社自身が、扶桑社「つくる会」教科書は「各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が取れない」ということを認めています。(本年5月31日付「「新しい歴史教科書をつくる会」会長声明」)
 ところが、この教科書を7月26日、前記6人の教育委員は満場一致で何一つ論議せず、08年度の都立中高一貫校5校に採択する、という暴挙(愚挙)を行いました。扶桑社自身が『右より過ぎ』すなわち『右より偏向』と認める教科書を「最も適切な教科書」とする判断能力の持ち主たちには、東京都の子どもたちに責任を持って教育行政を進める資格はありません。

 ぜひ、裁判の傍聴参加を!
●「免職取消」裁判    10月 1日(月) 13:10〜  東京地裁722号法廷
●「三悪都議糾弾」控訴審、10月11日(木) 14時〜    東京高裁810号法廷
抽選になりますので午後1時20分までにおいでください!