極右3悪都議に勝ったぞ! 07/4/27

 NHKの夕方のニュースでも流したようですが、本日、土屋たかゆき(民主党)・古賀俊昭(自民)・田代ひろし(自民)の極右3都議が展転社という名うての右翼出版社(南京虐殺の生き証人・李秀英さんを「偽証人」などと誹謗中傷した本でも名誉毀損が成立)から、私を誹謗中傷するためだけに出した俗悪本を、名誉毀損&プライバシー侵害で提訴していた裁判で、私が勝訴・・・ま、全面ではありませんが・・・しました!

 先日の都教委による増田の個人情報漏洩を「違法」と認定させた裁判に続き2勝目!! です。お忙しいところ、50人以上の方に傍聴参加していただき、たいへん、ありがとうございました。

 私が、27箇所、名誉毀損としてあげた箇所のうち11箇所につき認定され、都教委による違法な個人情報漏えいで3都議が違法に手に入れた増田の個人情報を掲載したことでプライバシー侵害が2箇所認定されました。

 11箇所、全部あげるわけには行きませんが(また、勝利報告集会をしますので、来られた方には判決文をお渡しします)、少し、具体的に言えば、私が授業で生徒を「洗脳した」とか、「天皇の戦争責任を教えたから反皇室思想を生徒に植え付けた」とか、「教師ではなくアジテーター」だとか、「一部の生徒の意見を無視した」とか、「唯我独尊」とか「教師としての資質に一番欠ける」とか・・・全く、事実に基づかないもので、常識で考えて「これが名誉毀損でなくて何が名誉毀損だ?」という箇所です。

 実にオーソドックスに要件事実にきちんと当てはめて判断されています。たとえば「天皇の戦争責任を肯定する立場から紙上討論授業を主導した基礎事実・・・しかし、これをもって反皇室思想を植えつけたと直ちに評することはできず、また天皇の戦争責任を肯定する見解を授業において表明したからといって、憲法、教育基本法、学習指導要領を無視する行為をしたと評することもできない」など、実に、真っ当な判断です。

 ところどころに「被告らの憶測が多分に含まれているといわざるを得ない」と書かれています。さすが裁判官ですから穏健な表現となっていますが、私に言わせれば「憶測」どころか、3悪都議の「妄想!? が、ほとんどに含まれている」と言いたいところですけど・・・

 それで「被告らは連帯して慰謝料76万円払え」! です。金利5分ですから「100万円」になりそう!? もちろん、お金の問題ではありません。

 都議会議員が3人もつるんで教育内容に干渉し、都議会内外で誹謗中傷しまくり!? 「他人の人権を侵害した」と裁判所に認定されながら、なお、居直っている!? それが問題です。日本全国の自治体議員に、こういう例があるでしょうか?
 こんな「3人の人権侵害都議」の言いなりになり・・・というか、お互いに利用しあっているのでしょうが・・・違法な個人情報の漏洩までして、気に入らない教員を潰そうとする教育委員会が、日本全国の教育委員会のうち、東京都教育委員会のほかのどこにあるでしょうか?

 それでも、都教委は恥知らずにも上告し(受理されるはずはないでしょうが)、痴的同類!? の3悪都議も、恥知らずにも「控訴する」とか「した」とか言っているようです。もちろん、私のほうも、判決に全面的に納得しているわけはありません。「原告が特定の政治的思想に基づく立場から」とか「原告の政治思想に基づくプリント」とか書かれており、これは、いったい裁判官は何を考えているのだろう? と思います。

 教員は公立私立にかかわらず、47年教育基本法に基づき「(憲法の)理想の実現を教育の力にまつ」ことを課されているのですから、この「憲法の理想」という「特定の政治的思想」「政治思想」を、すべての教員は持って教育活動をする責務があります! そして裁判官も含め、都知事だろうが都議会議員だろうが○○議員だろうが、すべての公務員が、この日本国憲法の尊重擁護義務に基づき、「日本国憲法の思想」という特定の「政治的思想」「政治思想」に基づく仕事をしなければならない責務があります。

 ということで、こちらも弁護士さんと相談の上、「付帯控訴」ということになるかもしれません。しかし、認定された11箇所が覆るはずはない! と確信しています。そして、この2勝をもとに、本丸の「分限免職」取り消し裁判を勝っていきたいと思います。

 これは5月7日(月)午後1:10〜722号法廷です! どうぞ、傍聴参加、ご協力を!