祝勝会のご報告! 07/3/6

 昨日夜、豊島勤労福祉会館で「対都教委個人情報漏洩裁判の勝利を祝う会」がありました。参加者の方々には、お忙しいところ、たいへん、ありがとうございました!

 先ず最初に、3月3日、文京区民センターで行われました「3・1朝鮮独立運動88周年 今こそ対話で平和の実現を!3・3集会」において、コントという形でアピールさせていただいたのをビデオに録ってもらっていましたので、みんなで見ました。コントの最後に「ノレの会」という、韓国の歌を中心に歌っていらっしゃる合唱団の方々に、私の闘いのテーマソング!? ともいうべき「WE  SHALL  OVERCOME」を一緒に歌っていただきました。そのあと、韓国の「呪文」という歌が日本語で歌われましたが「♪今より、もっと、もっと強く〜♪」というリフレインが、とっても印象に残りました!
 
 次に主催者挨拶のあと、私が判決の意義について説明させていただきました。意義の一つとして、「プライバシー権で保護されるのは狭義の私生活情報にとどまらないこと、積極的プライバシー権=自己情報の管理にまで及ぶ」ことを認定した(元々が、これ、東京都個人情報保護条例が成立したときの都の通達文書に明文化されているんですから!)この判決は、増田個人の問題にとどまらず、行政による情報漏えいの問題で闘っている人にとって重要なものであることです。現に、メールで【都教委News】を活発に発信されている方からは、以下のように、この判決の活用のお知らせがありました!

 <以前、『月刊日本』という雑誌に土屋・古賀が「教育正常化を阻む東京都教育庁のサヨク幹部」という記事を書いていた件についてです。あの記事に出てきた「2004年都立西高校入学式に関する高等学校指導課長のメモ」を開示請求したところ、「不存在」として非開示になっています。審査会へ異議申立てしたところ、都教委は「東京都教育委員会で請求に基づいて文書の検索を行った結果、該当する文書及び文書を作成した記録が存在しなかったため、不存在による非開示決定を行なった。」

 「異議申立人の主張する『月刊日本』における掲載記事から、何らかの形で情報の提供が行われたことは推測できるが、対象公文書が存在しないため、非開示決定としたものである。」と主張してきました。
 これに対して、反論の意見書をこれから提出するところです。先日の高裁判決も活用させてもらいました。>

 意見書には以下のように書かれていました。「都教育庁による特定議員(土屋・古賀都議ら)への情報提供をめぐっては、裁判で都教委敗訴の判決が出たばかりである。2月14日、東京高裁は都教委による個人情報保護条例違反・プライバシー侵害があったとして、22万円の賠償を命じる判決を出した。この事件では、東京都教育庁が特定の都議会議員へ情報提供を行い、ファックスで個人情報まで漏洩していたことが明らかになっており、さらに情報提供を受けた都議らは、著書に個人情報を掲載している。

 特定議員との癒着があったとすれば、行政の透明性や公正中立について都民の疑念を抱かせる重大な問題である。事実関係を徹底的に調査して明らかにし、請求文書を開示するよう求める。」

 都教委は未練がましく上告しましたが、いくら最高裁でも、この筋の通った高裁判決を覆すまでには至らないだろう、と私は楽観しています。

 伊沢けい子都議も駆けつけてくださいましたので、ご挨拶をいただきました。その後、全員の方々から連帯のアピール! 埼玉県の淑徳与野高校の非常勤講師として組合を作ったことにより不当労働行為をされ、現在、都の労働委員会で闘っていらっしゃる方、埼玉県の高校の音楽の先生で「君が代伴奏拒否への、憲法違反の懲罰」を憂えていらっしゃる方、国労闘争団の方、校長に公文書にでっち上げを書かかれたために嘱託不採用となり裁判闘争をしている東京都学校ユニオン組合員の田畑さん、茨城ユニオンの副委員長で元高校の化学の先生だった花井さんによる、ご自分の4度にわたる首切りを元にした力強い励まし、板橋高校事件の藤田さん等々・・・どの方々も、権力をカサに着た理不尽な暴力との闘いの中で深められたに違いない豊かな人間性が示され、魅了されるお話でした。

 ちょうど、この日の午後は千葉学校合同の組合員の方が「指導力不足教員」に仕立て上げられて「分限免職」の危機にあり、千葉県教育委員会に掛け合いに行く日でした(私も前半部に参加)。そのため、同じ全学労組加盟の山梨教育運動ユニオンの方も来ていらっしゃったので、学校合同の委員長とともに参加していただき、心のこもった連帯の挨拶をいただけたのも、嬉しかったです! 
 
 最後に全員で「♪WE  SHALL  OVERCOME」&「♪インターナショナル」を歌い「団結、頑張ろう!」で締めました。