■「日本はどこも侵略した事がありません」という古賀議員

■7月14日(金)、ナマ3悪、尋問、報告

 本日は、大変な猛暑の中、ご多忙にもかかわらず、3悪都議糾弾裁判「ナマ3悪・本人尋問」の傍聴参加に多数おいでいただき、たいへん、ありがとうございました。42席に99人が並びましたので、傍聴券が手に入らず、お帰りになった方も多く、申し訳ありませんでした。

 さて、「まぁ・・・さっすがぁ!?」と感動!? させられることの多かったナマ3悪でした。以下、簡単にご報告。

@古賀俊昭。都議会文教委員会で「日本は一体いつ、どこを侵略したのか教えてほしい」と恥ずかしげもなく言っていましたので、私の代理人が「日本は一度も侵略したことがない、ということですか」と尋問しましたら。「はい。日本はどこも侵略したことはありません」!? いやはや・・・これで、私の平和・民主教育を「偏向教育」というのですから・・・というか、こんな「偏向」した己の認識能力を基準にすれば、真っ当な教育が「偏向」に見えて当然でしょうか。

A田代ひろし。皮膚科の医者なんだそうですけど、医学的知識らしきものについては、問うてもいないことを滔々と(ウソかホントか分かりませんが)しゃべりまくりだったのに、私の代理人の尋問の肝心な点になると「覚えていません」「分かりません」で通します。

 そこで、田代の陳述書には、あの俗悪本の記載は「すべて事実です」と書いているので、明らかなウソ記載部分について「これは事実ですか」と追及すると、「これは分が悪い」と感じ取ると、「それは伝聞です」・・・

 こんな無責任なヤツが、ホントに医者としてやってられたんでしょうかしら? それとも、医者としてやってられなくなったので、都議になったのかしら?

B土屋たかゆき。私の代理人が「『君が代』について、明治憲法下では『天皇の世よ、永遠に』という意味であると子ども達に教えた、という事実を教えたらいけないのですか」と尋問したら「はい。いけません。指導要領では『国旗・国歌の意義を教える』となっているのだから、マイナスの部分、負の部分を一切教えたらいけませんよ」!?

 「自衛隊に対する批判を教えたらいけないんですか。」という代理人の尋問には「はい、いけません。自衛隊法という法に基づいているわけですから、肯定しか教えてはいけません。まぁ、発達段階がありますから、高校生くらいなら批判も教えて良いでしょうが」
  
 これで、私・増田の平和・民主教育を「一方的な資料だけで教えている偏向教育だ。もっと多面的に教えるべきだ」なんて言うんですよね!?

 私の生徒の紙上討論の意見の中に「増田先生にマインド・コントロールされてなんかいない。中学生だって自分で考えられる」という意見について指摘すると「そう思わされるくらい深くマインド・コントロールされていて、可哀想だ。たかが中学生が、こんなことを考えられるわけがない」!?

 注目すべきは、都教委が私の個人情報を『提供』したことについては、「自分から要求したことはなく、みんな都教委が、何らの留保も付けずに持ってきた(だから俗悪本にそのまま載せた)。普通は『部外秘』とか『これは外には出さないでください』と言って持ってくるものだが」と、全く、何のためらいもなく断言したこと!? これが何を意味するのか、この『都議会議員』は何も分かっていないのですね。この都議会議員は、都議会が作った個人情報保護条例の内容を知らず、情報公開条例の内容も知らないんです。これで、都議会議員!? 

 さらに、私以外の個人情報は「都教委から、全く提供されていない」と断言していたのに、右翼・日本会議の機関誌『日本』4月号に土屋・古賀連名で書いている『教育正常化を阻む東京都教育庁の左翼幹部』(コピー)を見せて、当時の賀澤高校指導課長が『西高の校長を厳しく指導している』とする『メモ』を載せていることについて尋問したら、賀澤に「電話で資料請求したような気がする」と言っていました。賀澤は人事委員会では土屋に「会ったことはない」と言っていた、とか聞きましたけど・・・

こんな3悪都議に牛耳られている東京都教育庁って!?