28日、小田原近現代史講座「高度経済成長と世界」のご案内 10/3/26 |
皆様 他にも日曜日は大きな集会・イベント等が入っていますが、件名、第18回の小田原での近現代史講座を下記要領で行います。ご都合がつきましたら、ご参加ください。前回の参加者の感想の一部をつけます。
●第17回 小田原近現代史講座「安保改定とベトナム戦争」の感想・意見 *「国の政治」というものは、国民が選んだ議会、および内閣によって動いていくものだと信じていました・・・というか、そうあるべきだと思っていました。 私たちは、本当に日本という一つの国の国民なのか、疑わしい思いがしてきました。 *新安保条約第二条の「両国間の経済的協力を促進する」ということの意味が良く分かった。たとえばアメリカを助けるために円高ドル安を強制(プラザ合意)されたこと・・・今、ジョン.G.ロバーツ著『軍隊なき占領』という本を読んでいますが、日本は未だアメリカの占領中であり、きつく言えば植民地状態であるということが納得される。 経済・金融問題でのアメリカの介入・従属を追及しないと、日本は真に独立できないと思う。 *戦後も昭和天皇の自分は日本の元首だという意識は変わらず、また、彼を取り巻く政府の人々の意識も変わらなかったために、安保改定・米軍駐留などの重要な場面で、天皇の意思が政治的な決定を下すことになってしまった経過が良く分かった。 米軍駐留を、安保改定交渉時のあの時点で認めていなければ、沖縄基地などの現在起こっているかなりの問題は解決できていたのではないかと悔やまれる。いつの時代でも、国民をだましながら、一部の為政者にだけ都合がよく政治が引っ張られているようで、腹立たしい思いである。 *安保改定時の天皇やアメリカの要人の会談や日本政府の最初の改定案など、当時も今も何も知らない国民、何も知らせたくない、知らせないマスコミや国の方針・・・それは、現代も・・・いや、もしかしたら以前にも増して知らないことが増えているような気がする。 私たちは、いったい、何を正しく見聞きし、何を正しく伝えていけるのだろうか? 菊のタブーも、日本国民のDNAの中に深く埋め込まれているような気がしてならない。 *凄いスピードで重くショッキングな内容の授業で圧倒されました。事実を知ること、また、その時の政府・政治の動きをしっかり見なければいけないと思います。そして、国民に知らされていない重要な国の方針・政策・決定がいかに多いか、そのことをいつも考えていかなければいけないと痛感しました。 アメリカの属国としての日本が、戦後からずっと続いていますが、日本は自立できるのでしょうか? *前回の「サンフランシスコ条約と旧安保条約」の授業でも思いましたが、「戦後、日本は昭和天皇とアメリカの意向で動いてきた」といっても過言ではないですね。アメリカの都合のいいように天皇が利用されていることは知っていましたが、天皇の側からの働きかけ、というものも協力に会ったのだということは、先生の授業を受けるまで、知りませんでした・・・戦争が終わる時、国体=天皇制護持に昭和天皇が執着したことは知っていましたが、そこまでだと思っていました。敗戦後も政治に口を出していたんですね・・・ 日本は朝鮮戦争で、韓国はベトナム戦争で経済成長した、というのは、何か悲しい気持ちになりました。特に戦争に直接参戦しなかった日本とは異なり、韓国はベトナム戦争でたくさんの命を失ったはずです。 増田より *今日の講座は私の生まれたころ・・・ティム・ワイナー『CIA秘録(上)』文芸春秋社によれば、当時の大蔵大臣だった佐藤栄作は1958年アメリカ大使などの要人にお金を要求していた・・・後に首相になり、ノーベル平和賞をもらった。どこが評価されたのでしょうか? 不思議です。 日本国民だけでなく、世界の目も『真実』は見えなかったのでしょうか? 戦後の歴史は今も「ウソ」で作られ、権力者のみが良い目を見る社会に思えます。正義はどこにあるのでしょうか? 愛国とは何? 日の丸を揚げ、起立して国歌を歌うことのみが愛国? 強制された教育になっていると思います。日本は、なんとも不思議な社会ですね。 *沖縄返還時、佐藤首相や愛知外相はアメリカに「共産主義の防波堤・日本」としてCIAにお金を要求していた、ということは秘密裏ながら分かっていたところもありますが、その前からずーーっとNO! といえず、アメリカに操られていたんですね。こんな日本を屈辱的に感じます。 *毎回、日本の歴史について「知らなかったことが本当に多い」と実感させられます。途中から参加し、前半の勉強ができていないのが残念です。今から、前半部分を受講できるチャンスはあるでしょうか? これからの回も、日程的に参加できない日があります。資料だけでも手に入ればれしいのですが・・・ 増田から |