第15回小田原近現代史講座のお知らせと第14回の感想 09/12/10 |
皆様 件名第15回講座を、今月は13日(日)、14:00〜16:00、小田原市民活動サポートセンターhttp://www2.city.odawara.kanagawa.jp/ssc/odawara/accessmap/accessmap.html ●第14回小田原近現代史講座 「『武器なき闘い』と戦争責任PART2」の感想 *やはり「当時の日本の全ての人々に責任はあった」と思われます。平塚らいてうや市川房枝さえ、戦時中には「天皇に絶対帰一し奉ること。翼賛の臣道を実践すべき。」というような、そのような考えをしていたのかと、驚きと共に悲しみを覚えました。それだけ、自分の正しいと信じる考えを表現することが難しい時代だった、ということなのかもしれません。 そんな時代を繰り返さないためにも、正しい歴史を学び、今の憲法や本当の民主主義を守っていかなければと、あらためて思います。 しかし、それでも命を懸けて戦争反対の発言をした人がいたことを、きちんと知る責任が今の私たちにはあることを痛感します。それを知り伝えることが、子どもに対する大人の責任でもあると思います。 日本敗戦時の「一億総懺悔」論は、一見「日本人みんなに責任がある」と言う論理のようで、「問題をごまかす言葉だな」と思います。しかも、「日本人が懺悔をするのは天皇に対してだ」とすると、アジアの人々に対しての、謝罪の気持ちも何もありませんね? ただ、その責任を果たすことは、当時、極端に難しかった・・・それを「山宣」の映画で、今日は再確認しました。 私は戦後生まれですが、私の太平洋線のイメージは、食卓を囲んで両親や祖母から聞かされた戦争の話によるところが大きい比重を占めています。「軍部が悪い」「天皇陛下は悪くない」という言葉を、そのまま受け入れそれを信じる・・・というより、私にとっては「それが本当のこと」と刷り込まれていた状態でした。 もう亡くなりましたが、昭和40年代に宮内庁に勤めることになった父も、ずっと、だまされていた一人なのだと知り、複雑な気持ちです。まだ元気でいる母に伝えたいです。 天皇の幼少期の教育を含め、教育の重大さ、ジャーナリズムのあり方に肝心を持つことが大事だと思います。 あんな悲惨な結果をもたらした天皇制は、廃止すべきであると強く感じる。国は「国民あっての国」である、という原点は、今の政府にも言いたい。権力を持っている者が豊かな暮らしができる国は、おかしい! 正しい情報が入ってこない凡人にはマスコミの役割は大きい。凡人でも「おかしいのでは?」という目を持つことが大事ですね! |