第12回小田原近現代史講座のお知らせと第11回の感想 09/9/24

 第12回講座を9月27日(日)午後2時〜4時、小田原けやき(小田原市役所隣)で行います。
「なぜ、日本は太平洋戦争に突っ込んでいったのか? 連合国との戦争は避けることはできなかったのか? 昭和天皇、軍部、政治家たちは、どのような選択をしたのか?」等、考え合いたいと思います。

 当日は、いろいろな集会・学習会等重なっているようですが、小田原近辺の方でご都合がつきましたら、どうぞ、ご参加ください! 以下は、前回の感想です。


<第11回小田原近現代史講座「映画『わが闘争』と第二次世界大戦」感想>

●今回2回目です。目からウロコのお話ばかりですが、昨日、「シュバイツアーの夏の集い」に出席して、日本の沖縄の人たちへの差別もアウシュビッツと同じ臭いを感じました。ハセン病にかかった伊波さんのお話と、今日の映画『わが闘争』の根本に人間の根本にある暗い闇が、分かるような気がしました。

●ドイツのヒトラーの記録映画には圧倒されました。ヒトラーが美術学校に合格していたら、歴史は変わったかも・・・と思いました。

●二度目ですが、毎回、目を開かれるお話が充実していて、たいへん、感謝です。

●戦争を裏側を知るにつけ、どこの国でも国民は何も知らされないまま、耐えていたことがよく分かる。どんなに美辞麗句を並べても、日本はヨーロッパでヒトラーに占領された相手の混乱に乗じて領地を奪い、資源を奪おうとしたことは否定できない。戦争を続けようとすればエネルギーが必要で、そのために石油を奪いに行く。奪いに行くためには、また、石油が必要になるので、おかしな悪循環だとつくづく思う。

 戦争さえなければ、それほどまでに資源は必要ではなかったのではないかとさえ思えてくる。そのために犠牲になるのは資源をほとんど使わない一般の市民だったことも本当に皮肉に思えてくる。

●この間はビデオを見ての学習会が続きますね。歴史の記録を補充する意味で有益ですね。今後も、ぜひ、活用していただきたいものです。戦争がヒトラーの登場によって、ヨーロッパ大陸で火を噴き、全世界がこの渦に巻き込まれていきました。全体を捉えるのは、なかなか大変なことと思いますが、しっかりと勉強したいものです。

●こういうビデオを見ると、戦争の恐ろしさをつくづく感じます。

●第二次世界大戦当時の各国の駆け引きは、すごいですね。「戦争を避けたい」あるいは「避けられないもの」と、とらえたとしても、できるだけ自国に有利に進むよう、画策してたんですね。

「外交」・・・やはり大きな意味を持つんですね。世界情勢をきちんと分析して、戦争を避けるための『外交』を展開していかなくてはいけないと思いました。それには知恵と勇気が必要ですよね。

●歴史を知ると、国民には知らされないことがいかに多いかということに改めて驚きます。現在は知ろうと思えば知る術がある、ということをまず知って、実際はどうなのか、と言うことを考えることから始めなければいけないと思います。大勢に流されるのは国民にも責任があると言うことを肝に銘じるべきだと思う。

「一度、戦争になると、人は鬼になる」ということも、よく歴史に学ばなければ・・・そのためには、歴史の授業が大切ですが・・・逆の言い方をすれば「だから、真実を学ばせないようにする」ということなのでしょうか? タメイキ・・・

●国民がヒトラーのような人間を受け入れ賛同していった状況が、よく分かった。「国民の人気がある」と言っても、本当の評価は何年か後にならないと分からない。これから日本は、どのような方向に行くべきか・・・戦争は絶対にすべきではない・・・が、戦争をやらないためにはどうしたらいいのか・・・