|
|
|
■秋元正明 「二十一世紀教育開発研究所」講師団の代表。この研究所は、「神聖不可侵・万世一系の天皇統治、男女共同参画反対、自衛隊の北朝鮮出兵」などを主張する極右政党「維新政党・新風」で研修会を組織する団体です。なお、この「維新政党・新風」は後述するように、暴力や恐喝によって相手の意見や出版・報道の自由を踏みにじる犯罪者集団です。こんな危険な行動右翼に「正常化裁判を支援する会」の中から「講師」として秋元の他に青木匠、荒木和博、上杉千年、小笠原幹夫、小田村四郎、小堀桂一郎、島田洋一、高池勝彦、名越二荒之助、西岡力、小林路義などが名を連ねています。 ●参考:http://www.shimpu.jpn.org/hombu/koshi/gyoji/akimoto_170425.htm ■荒木和博 「戦略情報研究所」所長。この人、「自衛隊による拉致被害者救出」などというとんでもなく好戦的なシミュレーションをやってますね。被害者救出に「軍事組織」を使う場合、「軍事攻撃」と解釈でき、当然にも相手国の反撃、「交戦」の可能性が含まれますから、このシミュレーション自体、実行すれば憲法にも自衛隊法にも違反します。 ●参考:http://www.senryaku-jouhou.jp/kokuchi2.html ■加瀬英明 『醜い韓国人』という本が、韓国人「朴泰赫」の名前で出版された事がありました。本の内容は「日本による韓国占領統治には良いところもあった」というもので、韓国では大騒ぎとなり、この「朴泰赫」という人物が何者なのか捜索されました。この本の著者が、韓国人なら誰でも知っているはずの韓国の常識的なことも知らないので「著者は本当に韓国人か?」と疑われていたのですが、やがて事実が判明し、朴泰赫というペンネームの韓国人はほとんど「資料文書を提供しただけ」であった事が明らかになったのです。実際には加瀬がほとんど書いた、「事実上、加瀬の著作」といっていい内容であり、やがて利益分配を巡る争いから原稿料や著作権などの密約までが暴露されてしまいました。 もしもこういう本を加瀬自身の名前で出版していたら話題にはならなかったでしょう。「日本人ではなく韓国人が書いた」と思わせたから大騒ぎになったのです。こんな詐欺まがいの不誠実な方法で本を出版し「世論操作」しようとしたのは加瀬が初めてではありません。山本七平が「日本人の非常識さはユダヤ人に笑われている」というデマを信じ込ませるために「イザヤ・ベンダサン」なるユダヤ人のふりをして書いた『日本人とユダヤ人』のウソや間違いや詭弁が、浅見定雄『にせユダヤ人と日本人』によってことごとく見破られ大恥をかいた事があります。加瀬は山本と共著も出版しており、山本のやり方をまねたのかもしれませんが、こんな風にひとをだますやり方は右翼の常套手段として定着しているようです。なお、加瀬はこの方法を映画にも応用し、東条英機や彼の命令で遂行された日本軍の戦争犯罪を「善意の行動であった」かのようなウソを織り交ぜた宣伝映画『プライド』や『ムルデカ』などの制作にも関わっています。 ●参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E7%80%AC%E8%8B%B1%E6%98%8E ●参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%83%E5%B9%B3 ●参考:http://www.ei-en.net/frenet/17805.htm ●参考:http://www.jca.apc.org/pmn/event98/980723.html ■南木隆治 「沖縄集団自決訴訟冤罪訴訟を支援する会」会長。集団自決命令の証言者のひとりが近年その証言を撤回した事を利用して、軍による自決強制を全面的に否定し、岩波書店発行の家永三郎著『太平洋戦争』、中野良夫・新崎盛暉著『沖縄問題二十年』、大江健三郎著『沖縄ノート』の三冊に対して裁判をおこしています。南木は大阪の右派教員組織に所属し、支援する会事務局はほぼ「靖国応援団」の構成と同じです。 戦争犯罪の証拠をひとつでも否定するのに成功すると、それを理由に他の確実な証拠も全部否定し、それによって日本の過去の戦争犯罪そのものが無かったと主張するやり方は、一種のトリックであり、詐欺的な方法です。旧日本軍の犯罪行為を闇に葬り去ろうとする人々は、南京虐殺事件や、従軍慰安婦問題、森村精一『悪魔の飽食』(七三一細菌部隊事件)などに対しても同様の手口で告発者や証言者を非難しており、こういう人たちを「歴史修正主義者」と呼びます。 なお、そうした訴訟のひとつとして、日本軍の残虐さを象徴する事件であった「百人斬り競争」の「冤罪」を主張し本多勝一氏を告訴した右翼・歴史修正主義者側の敗訴が決まりましたが、俵義文さん(子どもと教科書ネット21)によれば、こんな勝ち目のない告訴を繰り返すのは、「告訴」にかこつけて全国でシンポジウムなどキャンペーンを展開し、教科書会社に圧力をかける事によって、日本の戦争犯罪を教科書に書かせないようにするのが本当の狙いです。 ●参考:http://blog.zaq.ne.jp/osjes/article/1/ ●参考:http://jijitu.gaou.net/ ■西岡力 『現代コリア』元編集長、救う会副代表。対北朝鮮強硬論を持ち、強制連行や従軍慰安婦など旧日本帝国主義による犯罪の事実を教える平和教育を否定しています。しかし、首相の靖国神社参拝に反対し日本政府による侵略戦争の責任を追及してもいるそうです。右翼が増田を攻撃する目的は、日本の侵略戦争と戦争責任を否定し、A級戦犯合祀と首相の靖国参拝賛成の世論を強めるためである事もわからないのでしょうか。本当に首相の靖国参拝に反対なら、なぜ日本の戦争犯罪を否定する人たちや天皇や首相の靖国参拝を目指すような行動に協力するのでしょうか。キリスト者だそうですが、自分の心を欺くような行為に胸が痛まないのでしょうか? ●参考:http://www.han.org/a/half-moon/hm120.html ■西村修平 肩書きは「記者」となっていますが右翼メディア「國民新聞」記者であり、「維新政党・新風」の幹部党員でもあります。神奈川で松井やよりさんを囲む女性の集会に川久保勲、栗原一行、加藤哲史等と共に共謀して紛れ込み、大声で怒鳴りつけたり発言者に向かって飲料缶を投げつけるなどの脅迫・暴行によって集会を中止に追い込み逮捕された確信犯的「犯罪者」です(執行猶予5年付き懲役刑確定)。他にも女性国際戦犯法廷を取材したNHKに連日街宣車を連ねて怒声を張り上げ、建造物に乱入したり電話で脅迫を繰り返し、報道に不当な圧力を加えました。この圧力に屈服して報道をゆがめたNHKに対して女性国際戦犯法廷主催者は裁判を起こしています。また南京虐殺問題や百人斬り問題を取り上げた本宮ひろし氏の漫画掲載に対して出版元の集英社にもNHKの時と同様の脅迫まがいの「抗議」をおこない、集英社側はこうした脅迫に屈服して漫画の該当部分の掲載をやめてしまいました。他にも南京虐殺事件の生き残り証言者に対して拡声器で罵倒するなどの行為を繰り返しています。西村や加藤はこのように相手の意見や報道を暴力やおどしによって破壊するような危険な行動右翼です。なお、集英社へのこのような抗議行動には土屋都議や古賀都議も参加しています。 ●参考:http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/etv2001.html ●参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%91%E4%BF%AE%E5%B9%B3 ■新田均 西尾寛二や藤岡信勝や勝岡寛次らと共に「新しい歴史教科書をつくる会」(通称「つくる会」)の理事でしたが、内紛によってつくる会を退会し、元副会長八木秀二らと共に「日本教育再生機構」なる団体を発足させました。これによって「つくる会」は事実上、西尾・藤岡派と新田・八木派のふたつに分裂したと見ていいようです。新田のブログ「つくる会の体質を正す会」を見ると、西尾との間で利権(お金と権力)を巡って「怪しげな策謀」「謀略の可能性」などと互いに罵りあい、フジサンケイグループも巻き込んでの険悪な関係に発展しているようですが、両者とも何事もなかったかのように仲良く「支援する会」に名を連ねていますね。 ●参考:http://tadasukai.blog58.fc2.com/blog-date-20060703.html ●参考:http://tadasukai.blog58.fc2.com/blog-date-20060606.html ■百人の会 正式名称「教育再生地方議員百人と市民の会」。大前繁雄、神野庄一、北川悟司、吉村伊平、黒田秀高、森光司、古川康秀ほか多数が参加しています。百人の会では戦後平和教育を「洗脳されたもの」と決めつける扶桑社『歴史洗脳を解く!』やカルト教団・統一協会系の世界日報社が出版する本を「推薦図書」に挙げ、「新しい教科書」採用運動を推進しているところからも、この団体の右翼ぶりがうかがわれます。因みに右翼三都議は大西宣也とともに百人の会東京支部の理事です。 ●参考:http://mid.parfe.jp/suisenn/suisenn-top.htm ●参考:http://www1.ocn.ne.jp/~h100prs/party/sanka-riji.htm ■藤岡信勝 ご存じ名著(?)『汚辱の近現代史』によって「自虐史観」なる言葉を発明し、日本の戦争犯罪の認識を「コミンテルン史観」「東京裁判史観」などと罵倒し、自分たちの歴史認識を「自由主義史観」と呼んでいますが、筑紫哲也氏はこれを「自閉史観」と呼んでいます。扶桑社が作る右翼的教科書につながる「新しい歴史教科書をつくる会」(通称「つくる会」)に参加していましたが、「つくる会」内部での権力抗争の果てに副会長を解任されました。なお、名簿中、他に上杉千年、高池勝彦等もつくる会会員です。 ●参考:「教育」を語る裏で醜い権力抗争http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/siryou20060314.htm ■靖國会とは? 靖國会は毎年各支部で「大東亜聖戦祭」と称して旧日本軍の過去の戦争を「聖戦」つまり「あれは正しい戦争だった」と美化する催しをおこなっています。平岡辰夫、名越二荒之助等が会員や講師として参加しています。また日本の「民主主義」を廃止して天皇主権の「君主主義」に変えるために次のような「五大綱領」を持っている右翼団体です。 「靖國神社国家護持・国家祭祀」 「天皇陛下御親拝」 「自主憲法制定、主権在君、天皇陛下国家元首」 「極東軍事裁判の否定及び所謂「戦犯」と汚名を着せられた忠霊の名誉回復」 「真の主権確立」 ●参考:http://yasukuni.jugem.jp/ ■世論の会(よろんのかい) 日本世論の会。日本の「偏向報道監視」を目的とする保守系団体。会長三輪和雄の著書には『偏なテレビの直し方―日本をダメにした久米宏と筑紫哲也』などの「名著?」があります。なお、姉妹組織として「正論の会」があり事実上産経新聞及び「正論」の読者会となっています。 世論の会は、つくる会、日本会議、国旗国歌を考える会、大和心のつどい、維新政党新風などとともに平和教育への敵対行動や靖国問題などでも共同歩調で互いに協力関係にあります。 ●参考:http://www.geocities.jp/yoron_aichi/ ●参考:http://www.shimpu.jpn.org/hombu/oshirase/katsudo/tokyo/heisei_14/katsudo_tokyo_140712.htm ●参考:http://www1.ocn.ne.jp/~h100prs/party/sannka-kakukai.htm ■土屋敬之、古賀俊昭、田代博嗣(右翼三悪都議) 三人が、戦後平和教育を「洗脳教育」と罵倒するような本や統一協会系「世界日報」の本を推薦する「百人の会」理事である事は紹介済みですが、それを象徴するかのように古賀議員は都議会の場で「侵略戦争云々というのは全く当たらない」「日本は一体どこを、いつ侵略したのか具体的に一度聞いてみたい」と豪語する破廉恥ぶり。こんな人たちが「正しい教育」を推進するとは!
|